糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」3日目(2025/10/3)
― 酒がない人生なんて生きる価値がない ―
4時に起きてこのブログを書いている。
とても気持ち良い。以前では考えられない爽快感だ。
たんぱく質生活&早寝早起きで身体が軽く、嫌な仕事もきちんと進んでいるので心も軽い。
身体が整う→意欲が湧く→生活・仕事が整う→心が整う
という、正のスパイラルに入った感じがする。
もちろん不安もあるが、これは以前の「やるべきことをやっていない不安」ではない。
なので、その不安は、甘んじて受け入れられるし、
仮に現実化しても、対処できる気がする。
今夜は焼肉に行く。
もちろん、10日ぶりにお酒も飲む。
朝から楽しみだ。
ちなみに、酒はハイボール、肉はたんぱく質なので、ご飯や麺を食べなければ、
たんぱく質生活的には、何の問題もない。
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“快の置き換え”の実体験。報酬構造が書き換わる瞬間
「お酒」=私のアイデンティティだった
長い間、私は本気で思っていた。
「酒がない人生なんて、生きる価値がない」と。
仕事を終えて、大きめのグラスにビールを注ぐ。
一口目を飲むと、五臓六腑に染み渡る。
仲間と飲む時間も楽しい。絆であり、喜びそのものであった。
酒=報酬。
これは私の中では「生きる意味」とさえ結びついていた。
しかし、いま思えば、それは“快”の錯覚構造だった。
アルコールの報酬構造:脳が借金する快楽
アルコールは一時的に脳のドーパミン報酬回路を刺激する。
なにも達成していないのに、一時的に達成感のような「快」をくれる。
つまり、「快を前借り」しているようなもの。
飲むとドーパミンが放出される。
だが、脳はすぐにバランスを取ろうとする。
→ 翌朝、不快・怠さ・後悔、
そして何よりも「やるべきことをやっていない感」がやってくる。
この時、脳は短絡的に、こう学習するらしい。
「この不快、不安を消すには、また飲めばいい」
(本来は、やるべきことをやらなければ、不安は消せず、達成感も得られないのに)
これが依存のループ。
実は「飲む快楽」ではなく、
「不快、不安から逃れる快楽」だったのだ。
報酬系が「真の快」と「逃避の快」を区別できなくなっていた。
しかも、以前に比べて、お酒を飲んでも酔えなくなる。
それほど美味くもない。が、昔、感じた「快」を求めて、
度数の強い酒を飲むようになる。
すると、一瞬、「快」を感じた後、すぐに酔ってしまう。
一気に泥酔モードに入る。こうなると記憶も飛ぶ。
“快”の置き換え ― 私に起きた構造転換
たんぱく質生活を続けるうちに、
ある日、私はふと気づいた。
「あれ? 今日は飲みたい気分じゃない。」
不思議だった。
我慢しているわけではない。なのに、
“別に飲まなくてもいいや”という状態になっていた。
血糖値も安定し、当然二日酔いでもないので、朝の目覚めが軽い。
食後の倦怠感もない。
そして何よりも、きちんとした食生活を送り、
逃げていた事務処理など嫌な仕事もやっているという満足感、充実感。
その実感そのものが、静かな快になっていた。
それは、刺激的ではない。
でも、確実に幸福の持続時間が長い。不安もない。
快の比較 ― 「刺激型」から「安定型」へ
【快の構造変化】
旧構造(刺激型):
飲酒 → 一時的な高揚感 → 翌朝の不快 → 再飲酒
新構造(安定型):
良質な仕事+食+睡眠 → 安定した心・身体 → 翌朝の爽快 → 自然な満足
快を我慢したのではない。
「種類」を変えたのだ。
“刺激の快”から、“整う快”へ。
脳がその違いを学習したとき、
報酬構造そのものが書き換わった。
酒を手離すと得られるもの
かつての私は、
「酒を失う=人生の楽しみを失う」と思っていた。
食事も酒があってこそ美味しさ、楽しさが際立つと。
だが、今は違う。
「酒を手放すことで、“静かな快”を得た。」
酒を飲んでいたころは、
心の中に常に「足りない」があった。不安があった。
なので、その不足、不安を酒で埋めていた。(残念ながらこれは「前借り」である)
今は「足りている」がある。
なので、酒で埋める不足、不安がない。
それが“報酬リセット”の真実。
外からの刺激ではなく、
内からの満足で満たされる人生に変わったのだ。
今日の結論
人は“快”をやめることはできない。
だが、“快の種類”を変えることはできる。
たんぱく質生活は、単なる食事法・健康法ではない。
それは、**「快の構造を変える訓練」**でもある。
大好きな炭水化物よ、さようなら!
明日の予告(2025/11/16 47日目)
「わかっちゃいるけどやめられない」
― 報酬系と統制系の葛藤構造 ―
ハッシュタグ
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