最新情報!新型コロナ感染症が予防できるスパイス=ブラッククミン(ニゲラサティバ)とは?
ハチミツには約180種類の栄養素や健康成分が含まれており、特に様々な種類のフラボノイドとフェノール酸が含まれており、これらが強力な抗酸化作用や抗炎症作用を発揮して人の健康に重要な役割を果たしています。
ハチミツの効能として、①抗菌&抗ウイルス、②心血管病の予防、③骨の強化、④胃腸の不調改善、⑤咳止め、⑥ダイエット(抗肥満)、⑦口内炎の予防、⑧運動疲労の軽減、⑨アレルギー性鼻炎の症状緩和、⑩中性脂肪や悪玉コレステロールの改善、⑪認知機能の改善、⑫美肌効果などがあり、これらの詳しい解説は私が監修した『健康に役立つ話』の冊子にすべて載っていますので、必要な方は杉養蜂園から取り寄せてみてください。
ところが、食品業界における安全性・品質・持続可能性などのサービスを提供している米国のFood Chain IDグループによる調査(1980~2022年)によると、牛乳、エキストラバージンオリーブオイルに次いでニセ物が多いのが、ハチミツだそうです(J Food Prot, 2024, 87(3), 9pages)。
オーストラリアで市販されている18か国からの100サンプルのハチミツを調査したところ、27%が混ぜ物で品質を落としたハチミツの可能性があるとの結論でした(Sci Rep, 2018, 8(1), 11pages)。
欧州委員会が調査したハチミツのサンプルの約20%にデンプン由来のコーンシロップや異性化糖(果糖ぶどう糖液)などの添加糖が含まれていたそうです(Anal Bioanal Chem, 2020, 412(2), 463-472)。
ハチミツの選び方の基本は、値段が安いハチミツはニセ物(Fraud)が多いため、ある程度の値段の物を、品質管理や衛生管理がしっかりできている信頼できる養蜂園や専門店から購入することをおすすめします。
なお、血糖値が高めの人にはグリセミック指数(GI)が低いアカシアハチミツがおすすめで、GIが高めの百花蜜はできるだけ避けましょう。
また、1歳未満の乳児は腸内環境が整っていないため、乳児ボツリヌス症(食中毒)のリスクがあるため与えないようにしてください。
そこで、ハチミツの上手な選び方については、私が監修しているハチミツの選び方のコツをご覧下さい。
また、抗菌力の高いハチミツとして有名なのが、ニュージーランド産のマヌカハニーですが、ニュージーランドの第一産業省が2014年に発表した報告によれば、ニュージーランドでのマヌカハニーの総生産量が1,700トンであったのに対して、同年の世界市場でのマヌカハニー販売量が10,000トンであったことから、マヌカハニーの8割以上が混ぜ物などで品質を落としたマヌカハニーの可能性があるということでした。
そこで、マヌカハニーの上手な選び方についても、私が監修していますので、マヌカハニーの選び方のコツをご覧下さい。