落雪防止には「ゆきもちくん」
こんにちは、渡辺瓦店です。
先日、お電話で「屋根が傷んでいるのだけど、葺き替えした方がいいか見てほしい」とご依頼がありました。
早速、伺ってみると、建物は購入されて３０年の木造２階だて。屋根は下が板金、大屋根がシルバーという種類の和型のグレーの瓦でした。
通常、葺き替えをお勧めするのは「築年数が５０年以上、耐震補強を考えている土葺きのお宅。屋根の傷みが激しく修理でもかなりの金額になり、瓦も古い場合。また瓦が廃盤になっており、修理ができるほど瓦の在庫がない場合」などです。
ご依頼のお宅は築年数は４０年程度、瓦も在庫がある瓦ですが、傷みが激しく、修理にもかなりの金額がかかりそうな感じでした。
坪数も小さいので、和型より軽く、価格も安い平板で葺き直せば、費用も安くなり、修理よりも今後の事を考えると家のためになりそうです。
そして、下地を見ると、まだ大丈夫そうです。
屋根瓦を変えてしまえば下地の劣化は進みにくくなります。
下地を変えてしまうと費用がかかるので、その点でも替え時とではないかと思われます。
もう一軒のお宅でも、修理か葺き替えか悩んでいらっしゃうました。
こちらのお宅の瓦はすでに廃盤になっている波状瓦です。
しかし、その瓦が使われた最後の時期になるため、築年数は４０年程度です。下地をみると、まだ綺麗です。
この先大掛かりな修理はできなくなる瓦なのは確かですので、このタイミングで葺き替えをされるといいのでは？とご提案させていただきました。
家や瓦が古いからとむやみやたらと葺き替えをお勧めするわけではありません。
下地が傷んでいても、瓦の在庫がない屋根でも、費用が捻出できないのなら、できる限りの修理はさせていただきます。
老夫婦二人、もしくは一人暮らしのお客様で「あと数年も持てばいいから」と大がかりな修理をご希望でないお客様もあります。
それも選択です。
しかし、この先何十年かは住まれるご予定で、新築の予定もない場合、タイミングのいい葺き替えは、予算も抑えられ、家のタメにもなり、耐震補強にもなります。
建物共済などの保険、地域によってはある耐震補強の補助金申請など、活用されればよりお得に、屋根の葺き替えが可能です(*^_^*)
※この補助金についてはこちらのコラムで紹介してます。
http://mbp-japan.com/gifu/kawaraya/column/1580/
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