仲人による心のこもったサポートで「1年成婚」を目指す（3/3）

仲人は幸せをつくる仕事。結婚を希望する人に出会いを届けたい

　心のこもったサポートで、これまで数多くの会員を成婚に導いてきた三輪さん。仲人をしていた祖母や母親を間近で見て育ち、「幸せをつくる仕事」に魅力を感じていたそうですが、以前はアパレル企業にデザイナーとして勤務していました。2005年頃、母親が体調を崩したことから家業を手伝うようになったと言います。

　「母はいつも笑顔を絶やさず、会員さんの気持ちに寄り添っていました。書き物が好きで、よく会員さんに手紙を書いていたのを覚えています。そんな母から、仲人としてのあるべき姿を学びました」

　次第に三輪さんが中心となって業務を担うようになり、2020年には相談所を法人化し、代表に就任。創業当初から築いてきた地域との絆、そして会員に対して誠心誠意で尽くす姿勢を忘れず、精力的に活動しています。

　働き方や生き方が多様化するとともに結婚に対する人々の価値観は変化し、晩婚化や非婚化が進んでいます。2015年の国勢調査によると、50歳時点で一度も結婚したことのない「生涯未婚率」は男性で約4人に1人、女性で約7人に1人という結果もあります。

　「確かに時代は変わりました。それでも、『信頼できる人と支え合いたい』『自分の家族を持ちたい』という方は大勢いらっしゃいます。『いい人に巡り会いたい』という思いをくみ取り、良いご縁を結ぶためのお手伝いを続けていきたいですね。結婚という人生の門出を、一緒にお祝いできる日を願ってやみません」

（取材年月：2021年8月）

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