Mybestpro Members

古田昌也プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

「段差でガリッ!」その音、放置していませんか?

古田昌也

古田昌也

テーマ:次世代カー電気自動車

「段差でガリッ!」その音、放置していませんか?

【岐阜のEV修理】電気自動車の底面ヒットが命取りになる理由

こんにちは。岐阜県岐阜市雪見町、県道岐阜各務原線(長良橋通り)からすぐの場所にある「フルタ自動車鈑金」代表の古田昌也です。

コンビニの駐車場に入る時や、急な坂道を下る時。
「ガリッ!」「ゴトッ!」
と、車の下回りを擦ってしまった経験はありませんか?

昔ながらのガソリン車であれば、「あーあ、マフラー擦っちゃったかな」「バンパーの下が少し傷ついたくらいだろう」と、あまり気にせず乗り続ける方も多かったかもしれません。

しかし、もしあなたが乗っているのが「電気自動車(EV)」や「プラグインハイブリッド車(PHEV)」だとしたら。
その「ガリッ」という音は、愛車の寿命を終わらせ、最悪の場合、火災事故につながる「時限爆弾」のスイッチを入れてしまった音かもしれません。

今回は、EVオーナーなら絶対に知っておくべき「下回り損傷の本当の怖さ」と、岐阜のプロショップだからできる「正しい対処法」について、詳しく解説します。

1. なぜ、EVの「下回り」はそんなに危険なのか?

ガソリン車と電気自動車(EV)、見た目は似ていても、その中身(構造)は全くの別物です。
ガソリン車の場合、床下にあるのはマフラー(排気管)やドライブシャフトなどの鉄の部品が主です。これらは多少へこんでも、すぐに走行不能になることは稀です。

一方、多くのEV(テスラ、日産リーフ・アリア、ヒョンデ、BYDなど)は、「スケートボード・プラットフォーム」と呼ばれる構造を採用しています。
これは、車の床下一面に、巨大な「リチウムイオンバッテリーパック」を敷き詰めている構造です。

つまり、「車の下を擦る」=「バッテリーを直接殴る」ということなのです。

スマートフォンのバッテリーが膨らんだり、衝撃で発火したりするニュースを見たことがありますか?
あれと同じことが、車の床下にある数百キログラムの巨大なバッテリーで起きたらどうなるか。想像するだけで恐ろしいリスクがあることがお分かりいただけると思います。

2. 見た目は無傷でも…「アンダーカバー」の罠

「降りて見てみたけど、樹脂のカバーに少し傷がついているだけだったから大丈夫」
そう自己判断される方が非常に多いのですが、これが一番危険な落とし穴です。

EVのバッテリーは、泥や水を防ぐために「アンダーカバー(アンダーガード)」という樹脂や金属のパネルで覆われています。

段差に乗り上げた際、このカバーは一時的に変形して衝撃を吸収し、また元の形に戻ることがあります。
表面上は「小さな擦り傷」に見えても、その衝撃はカバーを突き抜け、内部のバッテリーケースをへこませたり、セル(電池の中身)を損傷させていたりするケースが後を絶ちません。

人間の体で言えば、「皮膚は擦り傷だけに見えるけれど、実は内臓破裂を起こしている」ような状態です。これを外から目視だけで判断するのは、プロでも不可能です。

3. バッテリー損傷が引き起こす「3つの最悪なシナリオ」

では、内部のバッテリーが損傷していると、どのようなトラブルが起きるのでしょうか。

① 冷却水漏れによるシステム停止

EVのバッテリーは、熱を持たないようにクーラント(冷却水)で冷やされています。衝撃で配管や冷却板が破損し、水漏れが起きると、「絶縁異常」のエラーが出て車が突然動かなくなります。
高速道路の真ん中で突然システムダウン…なんてことになれば、大事故につながりかねません。

② 「全損」判定による超高額請求

バッテリーパックは精密機器であり、基本的には「部分修理」ができません。少しでもケースが変形していれば、安全のために「アッセンブリー交換(丸ごと交換)」となります。
車種にもよりますが、バッテリー交換費用は200万円〜400万円にも上ります。
「ちょっとした段差の乗り上げ」が原因で、修理代が車両保険金額を上回り、一発で「全損(廃車)」扱いになってしまう。これはEVオーナーにとって非常にシビアな現実です。

③ 恐怖の「熱暴走(火災)」

最も恐ろしいのが火災です。損傷したバッテリー内部でショート(短絡)が起きると、化学反応で熱が発生し、「熱暴走」と呼ばれる連鎖的な発火現象が起きます。
恐ろしいのは、事故直後ではなく、「数時間後」や「数日後」に突然発火するケースがあることです。
「擦ったけど大丈夫そうだから」と自宅のガレージに停めて充電していたら、夜中に突然炎上し、家まで燃えてしまった…という事例も海外では報告されています。

4. 岐阜特有の道路事情とEVのリスク

ここ岐阜エリアは、EVにとって厳しい道路環境がいくつかあります。
冬の積雪と轍(わだち)
雪で隠れた縁石や、凍結して固くなった雪の塊は、バッテリー底面を強打する凶器になります。
急な坂道
岐阜市周辺や山間部(山県市、関市方面など)には、勾配のきつい坂道や、舗装の荒れた道路が多く残っています。
駐車場の輪止め
最近のEVは空気抵抗を減らすために車高が低く設計されている車が多いです。コンビニなどの高い輪止めに、前から突っ込んだり、バックで下がりすぎたりしてバッテリーをヒットする事例が増えています。

5. フルタ自動車鈑金なら、こう対応します

「じゃあ、擦ってしまったらどうすればいいの?」
答えは一つ。「すぐにプロに見せること」です。

ただし、「EVの知識と設備がある工場」でなければ意味がありません。
普通のジャッキで上げようとすると、ジャッキポイントを間違えてバッテリーを潰してしまうリスクさえあるからです。

私たちフルタ自動車鈑金には、以下の強みがあります。

強み① 「低圧電気取扱業務」の資格保有者が在籍

EVやハイブリッド車の整備には、国が定めた安全教育を受けた有資格者が必要です。私たちは高電圧システムの危険性を熟知しており、安全に点検を行うノウハウがあります。

強み② EV対応のリフトと診断機

バッテリーを傷つけずに車体を持ち上げるリフト設備と、バッテリー内部の電圧バラつきや異常温度をチェックできる「スキャンツール(外部診断機)」を完備しています。
目視だけでなく、「データ」でバッテリーの健康状態を診断します。

強み③ レッカー搬送から保険対応まで

万が一、自走が不安な場合は、当店運営の「昌也(サカナリ)ロードサービス24h」にご連絡ください。
EVはタイヤを転がして牽引するとモーターが発電して壊れてしまうため、必ず全輪を持ち上げる搬送が必要です。EVの特性を知り尽くした私たちが、現場までお迎えに上がります。
また、高額になりがちな修理費用についても、車両保険の適用可否や交渉など、お客様の味方になってサポートいたします。

6. 最後に:「違和感」を放置しないでください

電気自動車は、静かで、加速が良く、環境に優しい素晴らしい乗り物です。
しかし、「底面の防御力が弱い」という弱点があることも事実です。

「ガリッ」と音がした時。
「まあいいか」と放置するのが一番のリスクです。

「ちょっと見てほしい」
その一本のお電話が、あなたとご家族、そして大切な家を守ることにつながります。

フルタ自動車鈑金は、テスラをはじめとする輸入車EVから、日産サクラ、リーフなどの国産EVまで幅広く対応しています。
岐阜でEVのトラブル、キズ、へこみにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

■お問い合わせ・店舗情報



フルタ自動車鈑金(フルタジドウシャバンキン)
代表:古田 昌也
住所: 〒500-8136 岐阜県岐阜市雪見町1-5-17
(県道205号・長良橋通り「雪見町」交差点近く。Googleマップで「フルタ自動車鈑金」と検索してください)
電話番号: 058-246-1551
営業時間: 9:00〜18:00
定休日: 日曜・祝日(※年末年始・GW・お盆期間等は要確認)

【対応エリア】
岐阜市、各務原市、羽島郡(岐南町・笠松町)、関市、瑞穂市、山県市、本巣市、羽島市、大垣市など。
レッカー搬送は24時間対応(昌也ロードサービス24h)

【主なEV対応業務】

* 下回り・バッテリーガードの損傷確認・修理
* EV(電気自動車)・PHEVの板金塗装
* 特定整備(エーミング)、テスター診断
* 電欠時・事故時のレッカー搬送(積載車対応)

**「マイベストプロを見た」「EVの下回りを擦ってしまった」とお電話いただくとスムーズです。**
安全のために、まずは点検を!お気軽にご連絡ください。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

古田昌也プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

サービス業の視点と職人技術を兼ね備える鈑金塗装修理のプロ

古田昌也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼