車のエンジンがかからない
みなさん、こんにちは。岐阜市で自動車のキズへこみ板金(バンキン)塗装修理専門工場
青いカンバンが特徴的な フルタ自動車鈑金 (古田板金)古田昌也です。
車のバッテリー上がりの原因として多いのが、ヘッドライトやハザードランプといったライト類や室内灯の消し忘れです。最近の車では消し忘れたヘッドライトをエンジン停止させた後、自動的にOFFにする機能が付いています。エンジンが停止した状態で、ヘッドライトや室内灯を点灯し続けると車に搭載したバッテリーの電力が消費し、なくなってしまうとバッテリー上がりの原因となります。
搭載されているバッテリーはエンジン始動時などに必要な電流を短時間で放電する能力と、エンジンが始動しているときはオルタネーター(発電機)によって発生した電力を充電する機能をもっています。
エンジンが停止していると発電機による発電が行われません。したがって、車載バッテリーによる発電によってライト類をはじめとしたエアコンやオーディオといった電装品に電気が供給されます。長時間エンジンを止めたままライト類を点灯、オーディオなどを使い続ければ、バッテリーに蓄えられた電力が消費されます。そして電力がなくなるとバッテリー上がりの原因となります。
最近、バッテリーを交換したばかり
車載バッテリーの中にはバッテリー液と呼ばれる希硫酸が満たされています。この液体は温度が下がると性能が落ちる傾向があり、温度の下がる冬はバッテリーが上がりやすくなるのです。新品のバッテリーでも外気温が0度で約80%、真冬の北海道のようなマイナス20度という過酷な状況では50%の性能しか発揮できなくなります。
これが古いバッテリーの場合さらに能力は低くなってしまいます。したがって寒い時期はバッテリーを冷やさないようにする工夫が必要で、頻繁な雪かきも効果的な方法と言えます。
車をあまり乗らないのも原因
長期間車に乗らない場合や走行距離が少ないとバッテリーが上がりやすくなるのは、バッテリーの自然放電が原因です。車には様々な電装品が搭載されています。なかでもコンピューターやカーナビゲーションなどは記憶装置や時計装置を維持するために使用していない状態でも少しずつ電気を消費しているからです。走行せずに発電しないと、どんどん自然放電が進み、最終的にはバッテリー上がりとなってしまいます。
バッテリーの交換目安
車の使い方によって異なりますが、バッテリーの寿命は一般的に2~3年が目安と言われています。近所の買い物などにしか乗らないような走行距離の短い車のバッテリーは寿命が短くなる傾向があります。それは、走行しても発電する時間が短いため、バッテリーに蓄電される量が少ないのが理由です。
また寿命の近づいたバッテリーは発電機能が劣化し発電量も落ちてしまいます。バッテリーの寿命が近づくサインはバッテリー本体が膨らんでいること。そして、エンジンを始動させるときのスターターモーターの回転が弱くなるなどです。あれ?いつもと何かおかしいと気が付いたら早目の点検をオススメします。