体の不調、水で整う。プールの“癒し効果” vol.2
体の不調、水で整う。プールの“癒し効果”を知っていますか?

最近、「体が重い」「寝ても疲れが取れない」「肩こりや足のむくみが気になる」…そんな不調、感じていませんか?
実はそれ、水の中に入るだけで驚くほど楽になることがあります。
今回は、プールの中で自然に働いてくれる「水のチカラ」と、それがどんなふうに体にやさしく作用するのかを、不調別にご紹介します。
水には“4つの特性”があります
私たちがプールに入るとき、知らず知らずのうちに次のような恩恵を受けています。
- 浮力:体が軽くなる → 関節や筋肉の負担が減る
- 水圧:体に均等に圧がかかる → 血行やリンパの流れをサポート
- 水の抵抗:動きにブレーキがかかる → 急な負担を防ぐ
- 水温:体をリラックスさせる → 筋肉がゆるみ、緊張がほぐれる
この“水のセラピスト”たちが、陸上では得られない回復力をもたらしてくれるのです。
足のむくみには「水圧」が効く!
立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事で、夕方には足がパンパン…。
そんなときこそ、水中ウォーキングをおすすめします。
水圧がふくらはぎをやさしく圧迫してくれることで、溜まった血液やリンパ液の流れがスムーズに。
「プールのあと、脚が軽く感じた!」という声もよく聞かれます。
肩こり・腰痛には「浮力+温度」
水中に入ると、体重は約1/10に感じられます。これが浮力の力。
重さから解放された関節や筋肉は、自然とリラックスしやすくなります。
また、水温が筋肉の緊張をゆるめ、血行も改善。
背泳ぎやゆっくりしたクロールなど、肩甲骨まわりを大きく動かす泳ぎもおすすめです。
寝つきが悪い夜には「ぬるめの水」がやさしい味方
水中では、気持ちがスッと落ち着く感覚があります。
ぬるめの水が副交感神経を刺激して、自律神経のバランスを整えてくれるのです。
軽い水中ウォーキングやスイミングは、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促すので、夜の入眠がスムーズになる効果も。
冷え性さんにも実はおすすめ!
「水って冷たいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、水中で体を動かすと、筋肉が熱を生み出し、体の内側から温まります。
水圧も血流を促してくれるので、末端の冷えにも◎。
関節に不安がある方も、水中なら安心
膝や腰に痛みがあると、陸上では怖くて動けない…という方でも、プールなら大丈夫。
浮力で体が軽くなり、水の抵抗が無理な動きを抑えてくれます。
高齢者の方や運動が久しぶりの方でも、安心して体を動かせる環境が整っています。
水の中で、心と体が整う時間を!
ちょっと疲れたとき、どこかが痛いとき、心がモヤモヤするとき。
そんな時こそ「水の中に入ってみる」という選択をしてみてください。
毎日じゃなくていいんです。週に1回、15分でもOK。
あなたの体が「ありがとう」と言ってくれるはずです。



