目指せ築100年! 築62年の木造空き家の活用事例 【解体~耐震補強】
住宅セーフティネット制度とは?
住宅セーフティーネット制度、国土交通省の取組で2017年よりスタートしてる事業で聞きなれない言葉だと思いますが一言で要約すると
「増える空き家に対し、公営住宅が持つ役割の一部を担わせ、賃貸住宅として有効活用しよう!」
だと私は解釈しています。
しかし、空き家であれは何でも住宅セーフティネット制度に登録できる訳ではなく、
- 建物の耐震性
- 住戸の居住床面積が原則25㎡以上
- 家賃の額の設定が近隣を比べてバランスを崩さない事
大きくこの3つが最低条件となります。
ではこの住宅セーフティーネット制度、何がメリットなのか??
やはり「国費から改修費に係る補助がある」事でしょう。
最近はどこで地震が起きるか分からないので、空き家を賃貸に出すとしても建物の安全性が確保されていなければ入居される方も不安なので、少しでも改修費の補助があれば助かりますよね。
物件のある市町村により補助額は変わるので事前の調査は必要ですが、
下記のどちらか少ない方
補 助 率:改修工事費の1/3(地方公共団体を通じた場合は国1/3+地方1/3)
国費限度額:50万/戸(間取り変更等の改修をする場合最大100万/戸)
結構良い補助額ですよね?戸建て空き家であれば補助限度額が最大100万となるので空き家改修の助けにはなるかとは思います。しかし、国費の補助金を使う為に住宅セーフティーネット制度は誰もが入居できる訳ではありません。
- 低額所得者(月収15.8万以下)
- 被災者
- 高齢者
- 障害者
- 子供(高校生相当まで)を養育してる者
- 外国人等
となります。
補助制度なのでいつまで続くか分かりませんが、現在空き家をお持ちで「解体したくない」「売却したくない」けど活用したい方は選択肢の一つとして」「住宅セーフティーネット制度」活用されたらいかがでしょうか?
※なお内容を詳しく知りたい方は下記国土交通省のHPをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html