「学校でのトラブルにも揺れない子」に起きていたこと

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:子育て

「学校でのトラブルにも揺れない子」に起きていたこと

昨日、ちょうど今頃の小学校準備コースから2年間通っていただいている保護者様から、こんなエピソードを伺いました。





入会前の悩みは、

「運動能力の高め方が分からなかった」

というものでした。

しかし2年間の継続の中で、

・ボールを投げる力が向上
・走力の向上
・感情のコントロール
・気持ちの切り替え
・社会性の成長

が見られるようになったとのこと。

そして今あってる出来事。

学校で、かなり迷惑行為をしてくる同級生がいる。
先生とも話し合っている状況だそうです。

しかし――

「学校に行きたくない」とは言わない。

相手の子を受け止めたり、
時にはスルーしたり。

精神的に強くなっていると感じている、と。

私はここに、発達の本質を感じました。



なぜ“耐える”ではなく“調整できる”のか

相手の行動に反応して爆発するのではなく、
状況を俯瞰し、自分の行動を選べる。

これは単なる我慢ではありません。

前頭前野を中心とした
自己制御ネットワークが機能している状態です。

感情を抑える。
衝動を止める。
視点を切り替える。
対人関係を調整する。

これらは経験の中で育ちます。

私はこれまで、
幼少期に積むべき身体経験が不足することで
発達の土台に空白が生まれる状態を

「発達の空白化」


と呼んできました。

土台が不安定な場合、
同じ場面で感情が爆発する可能性が高まります。

しかし土台が整っていると、
“受け止める”という選択ができる。

ここに決定的な差が生まれます。



発達の土台作り

早ければ早いほど簡単なのですが

中には、
問題が大きくなってから相談に来られる場合もあります

皆さん口をそろえるように

「もっと早く知りたかった」

と、何度も聞いてきました。

しかし発達は固定ではありません。

適切な身体体験と関わりを通して、
社会脳は再設計できます。

今回の書籍の中では、

・発達の空白化とは何か
・逆行現象の正体
・社会脳のスイッチが入る条件
・家庭でできる具体的アプローチ

を体系的にまとめました。

これは理論だけの話ではありません。

現場で起きている変化です。

悩める多くの保護者、教育者に知ってもらいたい。

一人でも多く子ども達のために。

3月1日発売。あと4日です。







筆者プロフィール

山崎憲治
発達・教育×脳科学統合理論 実践研究者

子どもの発達・運動・社会性の関係に関する実践研究と指導に長年携わり、子ども達の変化事例をもとに発信を行っている。

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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

投げる力=投力を軸に、脳の司令塔・前頭前野を刺激し、集中力・切り替え力・学力の土台を育てる発達支援指導です。運動と脳機能の関係は科学雑誌『ネイチャー』系研究でも示されています。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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