子育て世代、知っておきたい。 子どもの運動の必要性やその効果!!
池田小事件から考える“逆行現象”と、私たちが育てるべき脳―
私の記憶に刻まれた、6月8日という日。
―池田小事件から24年、「誰も被害者にならない社会」を願って
―
平成13年6月8日。
大阪府の池田小学校で、8人の小学生が無差別に命を奪われたこの事件から、今日で24年が経ちました。
あの日のことは、今でも忘れられません。
というのも、当時、私の次女は九州の私立小学校に通う小学1年生でした。
犯人の動機を知ったとき、もし彼が私の住む土地に住んでいたら――
**「私の娘も被害者になっていたかもしれない」**という、背筋の凍る思いが心を貫きました。
そしてその時から私は、心に決めたのです。
「どんなに我が子を大切に育てても守れない」
「社会全体が良くならなければ」
「誰もが安心して暮らせる社会を、子どもたちのために本気で創りたい」
「もう、誰も加害者にも、被害者にもならない未来をつくりたい」
この池田小事件は、私の人生を大きく方向づけた出来事のひとつであり、
現在取り組んでいる活動の、最も根底にある原点でもあります。
◆ あの悲劇を、記憶で終わらせないために
2001年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し、8人の児童が命を奪われ、15人が傷つきました。
社会に深い衝撃を与えたこの事件の加害者、宅間守は、のちの調査で「明確な発達障害や精神病」と診断されることはありませんでした。
では、なぜ、あのような凶行に至ったのか?
単に「異常な人格だった」と切り捨ててよいのでしょうか?
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提言:「スーパーハードドッジ」は“逆行”を防ぐ教育である
子どもたちが自然に、
• 感情を抑え
• 仲間を思いやり
• 負けを受け入れ
• 他人と協調し
• 成功と失敗を繰り返す
こうした体験を**「遊びの中で」脳に刻む**ことが、最も有効な教育です。
Sパワーキッズプログラムのスーパーハードドッジは、そのために設計された「非認知能力=人間力」を育てる脳育プログラムです。
◆ 加害者の中にあった“子どものままの脳”
事件後、宅間の生い立ちが明らかになるにつれ、いくつかの共通点が浮かび上がりました。
• 幼少期から家庭内暴力と孤立
• 学校や社会で繰り返される排除体験
• 他者への極端な敵意と、異常なまでの被害者意識
• 矛盾した思考、突発的な衝動、そして計画性のなさ
これらの特徴は、実は**“発達の逆行現象”**と呼ばれる、
**「脳のある部分が成長せず、幼児的な衝動や認知で止まってしまう状態」**に酷似しているのです。
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◆ 逆行現象とは? -止まったままの“心の時間”
通常、子どもは成長の中で以下の力を身につけていきます。
• 感情のコントロール(前頭前野の発達)
• 他人の立場に立つ共感性(社会脳の発火)
• 怒りや衝動を抑える自己制御(扁桃体と抑制回路の成熟)
しかし、家庭環境や教育、周囲との関係でこれらが阻害されると、
脳の発達が“止まり”、成長しても「子どものままの心」で大人になるのです。
これは甘えではなく、脳の機能的空白です。
そして、誰にでも起こり得る現象です。
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◆ 脳科学が示す、凶行の“静かな伏線”
宅間守に限らず、秋葉原事件、相模原事件、川崎殺傷、京アニ放火…
日本の凶悪犯罪の加害者の多くに、「社会からの孤立」「幼少期のトラウマ」「自己否定の肥大化」といった逆行的な思考様式が確認されています。
これらの状態は、脳科学的に次のように説明されます
◆ 私たちにできる“本当の防止策”とは?
「心を病んだ者の犯行」と済ませてしまえば、私たちはまた繰り返します。
必要なのは、問題が起きる前に“脳を育てる”ことです。
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◆ もう、誰も加害者にしたくない。もう、誰も被害者にしたくない。
池田小事件から20年以上が経ちました。
しかし、未だに無差別殺傷事件はなくなりません。
私たちは“育て損なわれた脳が悲劇を生む”という真実から目を背けてはなりません。
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❝ もし宅間守の“止まった脳”に、幼いころ誰かが火を灯していたら。
もし感情を調整する力を、体験の中で育んでいたら。
あの8人の命は、守られていたかもしれない。 ❞
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教育の目的は、事件を起こさない人間を育てること
未来を変えるには、「今」の教育しかありません。
脳を育てる教育、心を扱える子を育てること。
その先にこそ、「誰も加害者にならない」「誰も傷つかない」社会があります。
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それが、私たちがスーパーハードドッジに託す願いです。
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参考資料
脳科学・犯罪心理・社会的行動に関する文献
1. 『暴力の解剖学』アドリアン・レイン(紀伊國屋書店)
犯罪者の脳画像を用いた研究を通じ、前頭前野や扁桃体の機能不全と反社会的行動の関係を解明。
2. 『他人を傷つける脳・自分を傷つける脳』中野信子(講談社)
衝動性・共感性の欠如がどのようにして人を加害者・被害者にするかを平易に解説。
3. 『「社会脳」の誕生』マシュー・D・リーバーマン(インターシフト)
人間の脳が本質的に“つながる”ために進化してきたという視点から、孤立と加害行動の関係性を明示。
4. 『脳を鍛えるには運動しかない』ジョン・J・レイティ(NHK出版)
運動が前頭前野や扁桃体に与えるポジティブな影響を最新の神経科学で解説。
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発達・教育・非認知能力に関する文献
5. 『子どもの脳を傷つける親たち』友田明美(NHK出版)
愛着障害やトラウマ体験が脳の構造と機能に与える影響についての実証研究。
6. 『非認知能力を育てる』ジェームズ・J・ヘックマン(慶應義塾大学出版会)
粘り強さ・共感・感情制御などの非認知能力が、学力や社会的成功に大きく影響することを経済学的に証明。
7. 『発達障害の子どもを育てる脳科学』成田奈緒子(NHK出版)
生活リズムや体験による脳機能の成長を促す具体的な実践方法を紹介。
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その他 関連論文・資料
8. OECD『The Nature of Learning: Using Research to Inspire Practice』
国際的な教育研究に基づく、学習と脳の関係性、非認知スキルの重要性を示した報告書。
9. 文部科学省「いじめ・不登校・少年犯罪白書」
子どもの問題行動の増加と、それに対する教育的・福祉的アプローチの必要性について分析。
10. 警察庁 犯罪白書・矯正統計(平成以降)
加害者の年齢・動機・背景などから読み解く共通項のデータ分析。
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