子育て世代、知っておきたい。 子どもの運動の必要性やその効果!!
【総括・提言コラム】誰も“加害者”にも“被害者”にもならない社会をつくるために
―「社会脳」を育て、「投げる力」で未来を変える山崎憲治のメッセージ
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■ 結びにあたって:5月『こどもの日月間』の全コラムを貫いた願い
2025年5月、私は「発達の空白化」「逆行現象」「社会脳の未発達」「暑さと脳の暴発リスク」など、子どもたちの健やかな発達を妨げる深刻な要因について連続的に発信してきました。
その根底にある私の願いはただひとつ。
誰もが「人として育つ」ことを保障され、
加害者にも被害者にもならず、
すべての命が大切にされる社会を創ること。
いじめや不登校、DV、引きこもり、ストーカー、衝動的な無差別テロ殺傷事件、悪質飲酒運転死亡事故──これらはすべて“社会脳”の未発達と、育つべきときに育たなかった脳の機能の結果です。
そしてその多くは、**子ども時代の「発達の空白化」**から始まっているのです。
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■ 社会を蝕む「加害者予備軍」は、静かに育っている
人は、社会性・共感・自己抑制・想像力を、他者との関係や身体の体験、自然とのふれあいの中で学びます。
しかし今、そうした環境が不足することで、「年齢だけが進み、脳と心が育っていない子どもたち」が増えています。
● 感情を言語化できない
● 他人の痛みに共感できない
● 自分の衝動を制御できない
そうした未発達な脳が、暑さや孤立などのストレスにさらされたとき、「まさか」が起きます。
加害者は生まれつきではなく、「育てられなかった結果」である。
この厳然たる事実に、社会全体が向き合わなければなりません。
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■ 私が提唱する課題解決の核:「投げる力」と「社会脳」
1. 投げる力の再評価(原始生命力の開発)
「投げる力」は単なる運動能力ではありません。
これは、全身の連動・空間認知・筋力制御・判断力・抑制力など、社会脳と前頭前野を育てる「脳のエンジン」です。
投力の回復は、「脳の発達スイッチ」を押すことに他なりません。
特に私が考案したSパワーキッズプログラムの『スーパーハードドッジ』や『雪合戦ゲーム』は、楽しく本能的な動きを通じて、子どもたちの「心・体・脳」を同時に育てます。
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2. 社会脳を育てる体験の保障
• 五感を使った遊び、自然体験、集団の中でのやりとり
• 自己と他者を意識し、関係性を構築する経験
• 負けたり譲ったりする「感情の調整」を学ぶ機会
これらすべてが、**加害性を抑え、共感性を育む「脳の筋トレ」**なのです。
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3. 家庭・教育・地域・行政の連携による「育ちのセーフティネット」
• 家庭:会話・体験・共感のある育児
• 教育:SEL(社会性と情動の学習)の導入
• 地域:孤立を防ぐサードプレイスづくり
• 行政:発達支援・貧困対策・居場所支援の強化
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■ 最後に:大人の責任として
加害者を「異常者」として切り捨てるのではなく、
「育つべき時に育てられなかった社会の犠牲者」として
社会全体で予防に取り組むべき時です。
いじめも、DVも、不登校も、無差別テロ殺傷事件も、すべては“社会的未成熟”から始まる脳の悲鳴です。
私はこれからも、教育と運動、そして発達支援を通じて、
「誰も傷つけない未来」を現実にするために行動し続けます。
子どもたちの未来は、私たち大人の責任で守られなければなりません。
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山崎憲治(Sパワーキッズプログラム開発者/子どもの運動と学習の関係に関する専門家)
「社会脳を育て、未来を育てる」
― それが私の使命です。
安全におもいきり投げるを実現!スーパーハードドッジ(特許庁登録)・雪合戦ゲーム等YouTubeで確認
頭が良くなるスポーツ教室 スーパーハードドッジ他 YouTu
発達の空白化から→スイッチON!社会脳へ
新1年生パパ・ママ応援特別企画
日本の子ども達を世界一元気に!(ユニセフ支援)
まほうの〇プロジェクト 日本の子ども達を世界一元気にする活動。Sパワーキッズプログラム(若松サンシャインスポーツクラブ)の普及活動の参加会費の一部を
2005年よりユニセフ支援として寄付を行い世界の子ども達も元気にする活動を続けています。
参考資料
1. 中野信子『キレる!』小学館(2016)
→ 衝動性・前頭前野・扁桃体の関係がわかりやすく解説されている名著。
2. 前野隆司『脳はなにげに不公平』講談社現代新書(2014)
→ 社会脳と共感の科学的メカニズムについて深く学べる。
3. 茂木健一郎『脳を活かす勉強法』PHP(2007)
→ 前頭前野を活性化する実践的な学習・体験の重要性に言及。
4. 杉山登志郎『発達障害の子どもたち』講談社現代新書(2008)
→ 発達の空白化やトラウマの脳への影響を具体的に解説。
5. 井出草平『逆行性発達障害』イースト・プレス(2020)
→ 逆行現象と社会的未成熟の問題を教育・福祉の観点から考察。
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6. 『社会脳の発達と教育的支援』日本教育実践学会誌(第57号・2021年)
→ 社会脳とSEL教育に関する研究。
→ J-STAGE 論文リンク
7. 『暑さと脳機能低下・衝動性の関係』東京学芸大学紀要(2019年)
→ 暑さが脳の抑制機能に及ぼす影響に関する報告。
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