大谷〇平選手の寄贈グローブから考える！二刀流、投力の知られざる凄い秘密
「二刀流・大谷〇平選手の寄贈グローブが教えてくれた“投げる力”で子どもの未来を育てる方法」
第6回発達の空白化・教育虐待と逆行現象“スイッチの入らない社会”が生んだ東大駅前殺傷事件の真相
2025年5月に発生した東京大学前駅での傷害事件は、ただの“突発的犯罪”ではなく、教育と発達の構造的な問題が結晶した象徴的な出来事だった。事件の加害者は「親への復讐」を動機とし、過熱する教育投資の中で自己を失い、やがて社会への攻撃として爆発した。
■ 教育虐待と発達の空白化
近年、子どもたちから“本能的な体験”が失われている。ボールを投げる、失敗する、ぶつけ合う、笑われる、悔しがるといった感情と身体が交わる体験が、学力重視や危険回避の名のもとに封じられ、「前頭前野」「扁桃体」「小脳」といった脳のスイッチが入らないまま大人になる子が増えている。
この“発達の空白化”が引き起こす具体的な問題は次の通り：
- 不登校
- 無気力・無関心
- 小児うつ
- いじめ・被害妄想
- 境界知能・学力不振
- 集団活動の拒否
- 過剰な甘え・依存
- 外界への恐怖・回避傾向
- 自己肯定感の欠如
- コミュニケーションの未成熟
■ スイッチが入らなかった脳が生む“逆行現象”
本来、投げる・ぶつける・悔しがるといった行動体験を通じて発達するべき神経ネットワークが空白のままだと、年齢的には大人でも、感情的・社会的には“幼児的反応”しかできない状態＝逆行現象が起こる。
具体的には以下のような行動が社会に表出する：
- ストーカー行為・異常な執着
- 煽り運転・暴言・衝動的暴力
- SNSでの誹謗中傷・炎上依存
- DV・家庭内暴力
- 恋愛・結婚・育児への忌避感→少子化の要因の一つ
- ひきこもり・ニート・依存症
- 無断欠勤・離職・社会的孤立
- 不適応・不安・過敏反応
- 無差別的な迷惑行為・破壊的行動
■ 教育の本質とは“スイッチを入れる体験”である
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学力や知識は後から育てられるが、感情統合や自己制御、共感、社会性といった人間としての根幹は、本能的・身体的な遊びや挑戦を通じてしか育たない。現代社会は、発達の核である“投げる力”＝生命活動獲得能力序列一位の価値を忘れ、最下位に追いやってしまった。（公園のボール投げ禁止等）
それが脳と心にスイッチの入らない子どもたち＝将来の“社会に耐えられない大人”を生んでいる。
■ 社会を救う おもいきり投げる！
迷惑行為も、暴力も、孤立も、少子化も、見えない“発達の空白”が根底にある。それは教育虐待の副産物であり、未処理の感情の噴出口であり、本能を通じた発達の機会を奪われたことの帰結である。その空白を埋める第一歩は、投げる・ぶつける・受け止めるといった、原始的な行動体験の復活である。
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【参考資料】
■ 発達の空白化・教育虐待・子どもの脳発達に関する書籍
1. 『子どもの脳を傷つける親たち』
友田明美（医学博士／小児精神科医）／NHK出版
→ 教育虐待・過干渉・感情抑圧が子どもの脳のどこにダメージを与えるかを医学的に解説。
2. 『脳を鍛えるには運動しかない』
ジョン・J・レイティ（ハーバード大学医学部）／NHK出版
→ 投力のような運動が感情制御や集中力、非認知能力にどう影響するかを科学的に証明。
3. 『子どもの非認知能力を育てる』
小田切紀子（発達心理学者）／PHP研究所
→ 投げる・失敗する・悔しがるといった原体験が、自己制御・社会性を育てる過程を紹介。
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■ 逆行現象・未成熟な大人・衝動行動に関する書籍
4. 『キレる私をやめたい』
中野信子（脳科学者）／小学館新書
→ 扁桃体の過活動や感情制御回路の未発達が攻撃行動（暴言・煽り・DV）につながることを解説。
5. 『暴力の連鎖』
モニーク・マローン／明石書店
→ 幼少期の発達不全が成人後の攻撃行動やストーカー的執着へとつながるメカニズムを検証。
6. 『「発達障害」と間違われる子どもたち』
宮口幸治（臨床心理士・医師）／青春新書
→ 本来は環境要因による“発達の空白”であるにもかかわらず、発達障害と誤認される子の特徴を指摘。
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■ 社会不適応・不登校・孤立の構造的背景に関する書籍
7. 『不登校のメカニズム』
内田良（教育社会学者）／岩波書店
→ 教育制度・家庭環境・発達のミスマッチが不登校の増加にどう関与しているかを構造的に解明。
8. 『子どもが育つ“場”とは何か』
汐見稔幸（教育学者）／太郎次郎社エディタス
→ 遊び・運動・関わりあいの欠如がどのように発達と幸福感に影響するかを探究。
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■ 公的データ・信頼性のある報告書
9. 『Worlds of Influence（ユニセフ幸福度調査2020年）』
UNICEF Innocenti Report Card
→ 日本の子どもが精神的幸福度32位となった原因と、非認知的支援の欠如との関連を報告。
10. 『児童生徒の問題行動・不登校等調査』
文部科学省（年次報告）
→ 不登校・いじめ・暴力行為・学校適応に関する国内統計的根拠資料。
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