子どもの脳を一番育てる方法とは
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投力は“生きる力”の原点だった。
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「投げる力が、人生を変える。」
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かつて、石を“投げる力”を手に入れたとき、
人類は初めて「距離を保ちながら目標を仕留める」という知恵を得た。
それは、危険から身を守る力であり、狩りを成功させる力であり、
そして、未来を描く脳を育てる「はじまりの力」だった。
今、私たちはもう一度、その“原始的な知恵”を取り戻す時に来ている。
ボールを投げられない子どもが増え、感情のコントロールができず、
人との距離感がわからず、挑戦する前に心が折れてしまう子が急増している。
「投げる力=投力」とは、単なる運動能力ではない。
それは“生きる力の通貨”であり、
脳と心と社会性をつなぐ、もっともシンプルで力強いスイッチ。
【まとめ】
石を投げて獲物を仕留めたという逸話は単なる伝説ではなく、
「投げる」という動作が人類の身体・脳・社会性を根本から進化させたという、
極めて有力な学術的主張です。
このエピソードは、**「投げる力=生き抜く力の原点」**として現代教育・発達支援にも応用可能です。
――皆さんも、もう一度「投げる力」投力を考えてみませんか?
つづく
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【参考資料】
1. 『キャッチング・ファイア:ヒトの脳は料理で進化した』
著:リチャード・ランガム(Richard Wrangham)
出版社:ハーバード大学出版/日本語訳あり(NTT出版)
• ヒトは火と料理により進化したという有名な説の中で、狩猟と投擲(投げる)能力の獲得が決定的だったことが言及されています。
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2. 『Throwing in Human Evolution』
著:Neil T. Roach et al.(Science誌, 2013年)
掲載:Science, Vol. 340, Issue 6131, pp. 683–687 • 人間の肩・腕・腰の構造が「投げる動作」に特化して進化したことを、解剖学と生体力学から証明した重要論文。
• この研究は「石を投げる能力こそが、ヒトを他の霊長類から分岐させた」と結論づけています。
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3. 『The Story of the Human Body(人体600万年史)』
著:ダニエル・E・リーバーマン(Daniel E. Lieberman)
出版社:Pantheon/早川書房(邦訳あり)
• 人類の身体は「走る・投げる」に適応して進化したとする全体的進化論。
• 特に投擲動作が知能の発達と密接に関係していることを多数の証拠とともに解説。
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4. 『Sapiens:人類の誕生と未来』
著:ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
出版社:河出書房新社
• 石器時代の狩猟方法として、**複数人で石を投げて大型獣を追い詰める「集団戦術」**が紹介されている。
• 「認知革命以前の脳と道具・運動能力の関係」を歴史的に考察。
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5. 『Guns, Germs, and Steel(銃・病原菌・鉄)』
著:ジャレド・ダイアモンド(Jared Diamond)
出版社:草思社
• 人類が進化的優位性を獲得した要因の一つとして、飛び道具(投げ槍や石)を使う能力の先進性に触れている。
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