大谷選手の寄贈グローブから考える5 子育ての大ヒント!投力強化で子どもが伸びる科学的根拠
先日の6月23日、子どものスポーツに関わる指導者の皆さんに『ジュニア期のスポーツ指導』と題して講習を行ってまいりました。
その中でメジャーリーグで大活躍中の大谷選手をはじめ、今永昇太投手、上原浩治元投手らの成功の秘訣、共通のカギとなった『非認知能力』を中心にお話を聴いていただきました。
非認知能力とは
非認知能力は、学力やIQとは異なり、数値化するのが難しい人間的な能力ですが、近年その重要性が注目されています。
非認知能力が高い子どもは、以下のような効果が期待できます。
・学習意欲や目標達成力が高い
・困難な状況やストレスに強い
・協調性やコミュニケーション能力が高い
・創造性や問題解決能力が高い
・自制心や忍耐力がある
・自己肯定感や自信が高い
これらの能力は、将来の学業成績や就職活動、キャリアアップ、さらには人生の幸福にも大きく影響することがわかっています。
非認知能力は、乳幼児期から小学生期にかけて特に発達しやすいと言われています。この大切な時期に、適切な環境で適切な経験を積むことが重要です。
非認知能力を育むためには、次のようなことが有効です。
・愛情たっぷりに育てる
・遊びを通して学ぶ機会を増やす
・困難なことに挑戦させて自信を育てる
・規則正しい生活習慣を身につける
・ 読書や運動などの習慣をつける
・社会との関わりを増やす
保護者が意識的に非認知能力を育むことで、子どもはより豊かな人生を歩むことができるでしょう!
Sパワーキッズプログラムが非認知能力を高める7つのメカニズム
脳科学研究に基づくSパワーキッズプログラムは、運動と学習を組み合わせることで、子どもの非認知能力を高めるうえでも有効です。具体的には、以下の7つのメカニズムが働きます。
1. 脳血流の増加と神経伝達物質の活性化
運動は、脳全体の血流を増加させ、学習や記憶に関わる神経伝達物質を活性化します。脳の前頭前野は、集中力や忍耐力、問題解決能力などの非認知能力を司る領域であり、運動によって活性化することでこれらの能力が向上します。
2. 海馬の機能強化
海馬は、記憶や学習に関わる脳の領域です。運動は、海馬の神経細胞の数を増やし、その結合を強化することで、記憶力や学習能力を向上させます。
3. 前頭前野の機能強化
前頭前野は、計画性や自制心、感情コントロールなどの非認知能力を司る領域です。運動は、前頭前野の神経細胞の数を増やし、その結合を強化することで、これらの能力を向上させます。
4. 脳全体の可塑性の向上
可塑性とは、脳が変化や学習に適応する能力です。運動は、脳全体の可塑性を向上させ、新しいことを学び、変化に対応しやすくなります。
5. ストレスホルモンの減少
運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少させます。コルチゾールは、脳の機能を低下させるホルモンであり、その減少は、集中力や学習能力の向上につながります。
6. 自信感と自己肯定感の向上
運動を通して目標を達成することで、子どもたちは自信感と自己肯定感が高まります。これらの力は、非認知能力の向上に重要です。
7. 社会性の向上
グループでの様々な運動ゲーム等を通して、子どもたちは協調性やコミュニケーション能力などの社会性を高めます。これらの力は、将来の成功に不可欠です。
これらのメカニズムが相互に作用することで、Sパワーキッズプログラムは、子どもの非認知能力を総合的に高める効果が期待できます。
(画像 6月23日 指導者講習会講師を務める 山崎)
参考
* https://i-kumon.kumon.ne.jp/i-kumon/articles/gakusyu/397
* https://en.wikipedia.org/wiki/Intellectual_giftedness
* https://www.talent-book.jp/r-staffing
参加者体験談
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