コラム
相続手続きのチェックリスト、相続財産(遺産)に関する手続は司法書士兼行政書士へ
2017年5月23日 公開 / 2017年6月22日更新
相続手続きのチェックリスト
身近な方が亡くなられた後、残された家族がしなければならないことは、山ほどあります。
しなければならないことのうち、主なものを以下にあげてみます。
<相続手続きのチェックリスト>
1. 葬儀・法要
□通夜、葬儀、告別式
□初七日
□四十九日
□納骨
□一周忌
2. 届出・手続
□死亡届
□世帯主の変更
□健康保険関係
□年金関係
□公共料金の支払方法変更、停止
□クレジットカード・携帯電話などの解約
3. 相続財産(遺産)に関する手続
□遺言調査・遺言書の検認
□相続人の調査・確定
□相続財産の調査
□相続放棄
□遺産分割協議
□個別の相続財産の名義変更など
□遺留分減殺請求
4. 税金に関する手続
□被相続人の所得税の準確定申告
□相続税の申告
相続手続きの分類
これらを、下記のように分類することもできます。
1.自分たちでなければできない葬儀や法要
2.比較的簡単で自分たちやっても負担が少ない届出や手続
3.自分たちでもできるが、手続が煩雑で時間もかかるもの
3のような難易度が高い手続きには、分野ごとにそれぞれを専門とする士業があり、サポートが必要な方の手続きを代行してくれます。
相続手続きと専門家
上記<相続手続きのチェックリスト>の「4.税金に関する手続」は、税理士が専門です。
「3.相続財産(遺産)に関する手続」は、どうでしょうか?
これらのうち、以下のものは司法書士の専門分野です。
☑遺言書の検認
☑相続放棄
☑遺産分割協議
☑相続不動産の名義変更(相続登記)
☑遺留分減殺請求
行政書士の専門分野は以下のものです。
☑遺産分割協議
☑自動車の名義変更
相続財産(遺産)に関する手続きは、司法書士・行政書士へ
つまり、「相続財産(遺産)に関する手続き」は、司法書士と行政書士を兼業しているところに依頼すると一番効率が良いということになります。
当たり前のことですが、司法書士は、税務申告をお手伝いできません。
一方で税理士は、司法書士が専門とする業務をしてはなりません。
相続税などの申告は必要ないけれども、ご自宅などの不動産をお持ちの方が亡くなられた場合の相続手続きは、お気軽に当事務所までご相談ください。
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