【激闘第2弾】〜壱岐の朝に吹く風〜
朝3時、窓の外は雷光。
走り出す覚悟はできていた
壱岐ウルトラマラソンの朝。
宿の窓を打つ雨音、音のない稲妻。
「今日は走れるのか?」
そんな不安を抱えながらも、
私はスタート地点へ向かっていました。
100kmという旅は、
単なるマラソンではなく、
自分を整える祈りの道
でした。
嵐の中で“整える力”を思い出す
午前5時。暗闇の中、
号砲とともに走り出す。
雨が頬を打ち、雷光が海を照らす。
でも、なぜか怖くはなかった。
むしろその嵐が、
自分の中にあった曇りを
祓ってくれるように思えたのです。
この瞬間、
「整えるとは、受け入れることだ」
と気づきました。
走る前の心を整える時間、あなたにもありますか?
壱岐の朝日が教えてくれた“再生の光”
夜が明け、雨が上がると、
島全体が朝日に包まれ、
輝きを放ち始めました。
ひのきの香りのような空気が吹き抜け、
「いま、生きている」
という感覚が全身を満たします。
それは数字では測れない
健康という名のデザインのようなもの。
呼吸の深さに宿る静かな調和。
走ることは、
そんな“目に見えない力”を
思い出させてくれました。
仲間の声援が、香りのように沁みた瞬間
コースは海沿いから街中へ。
「がんばれ〜」という声がどこかの路地から届く。
それは、香りの粒のように心に沁みるエール。
孤独じゃない。
誰かの声が、私の内側を強くしてくれました。
香りも、声も、人を癒す“自然のチカラ”。
私たちの中には、整える力が眠っている。
この感覚を忘れないために、定期的にヒントを受け取りたい方へ
静かな山道で感じた“心の再起動”
40km地点、応援もない山道へ。
聞こえるのは自分の呼吸と鼓動だけ。
でも、そこにあるのは“孤独”ではなく、
自分の原点に戻る時間でした。
汗は流れ、陽射しは厳しい。
けれど、心はとても穏やかだったのです。
ひのきのように、そっと支えてくれる自然の力。
それが、走る私の中にもあった。
次回予告|50km地点から先の“折れそうな心”との対話
続く第3弾では、50kmを越えた先の
“心が折れかけた時間”と向き合った記録を綴ります。
苦しさの中で、なぜ歩まずに進み続けられたのか。
その答えは、香りにも似た“見えないもの”の中にありました。
他の回も読む(5部作シリーズ)
第1弾:6年ぶりの完走へ|祈りの旅が始まった日
第3弾:50kmを越えた先に待つ、孤独と希望
第4弾:限界の中で再会した“原点”
第5弾:完走と涙のゴール。祈りの結末



