壊れたら買い替える時代の終わり

モノの値段がどんどん上がり、
「壊れたら買い替える」
が当たり前だった時代に、
小さな“気づきの風”が
吹きはじめています。

それは――
「捨てる」よりも「整える」。
「買い替える」よりも「手をかける」。

そんな心のシフト。

今は、量よりも“響き”の時代です。
ひとつのモノに丁寧に手をかけることが、
私たち自身の心を整える祈りになっていく。

たとえば阿蘇の地で100年生きた
ご神木のDNAを受け継ぐひのき
南郷檜（なんごうひ）。

その木から生まれたまな板は、
火の山のエネルギーと
水源の清らかさを内に宿し、
毎日の食卓を見守ってくれる
“御神木の子ども”のような存在。

小さな傷も、磨けば輝きに変わる。
シミも、手入れを重ねれば味になる。
まるで私たちの人生みたいですよね。

時代がどれだけ変わっても、
人の手で整え、
感謝を込めて使い続けるものには、
“木霊（こだま）”が宿る。

それは、モノを越えて、
人の心を巡る祈りの循環そのものです。


あなたの暮らしの中で、
修理しながら
使いたいものはありますか？
もし、心の中にも
“磨き直したい想い”があるなら、
それもまた木霊の声。

あなたの中に響く“木霊（こだま）”を感じてみてください。
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