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神様が宿る台所ってどういうこと?

佐々木丘

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テーマ:神様がやってくる台所

神様が宿る台所へ 〜「南郷檜のまな板」で広がる祈りと感謝〜

あなたは、台所に立つたびに「健康」や「感謝」について思いを巡らせたことがありますか?
もし、何気ない日常の中に、そんな“祈り”の感覚が宿るとしたら――。

そんな想いをかたちにしたのが、「南郷檜(なんごうひ)」のまな板です。
それはただの調理道具ではなく、心を整え、台所を“聖域”へと変える特別な存在。
そしてそれは、「感謝」と「健康」を暮らしの中心に据えるための小さな第一歩でもあるのです。

出会いは祈りから始まった

私は長年、九州各地で木材バイヤーとして活動してきました。
全国のスギやヒノキに触れ、見て、感じ、選び抜くことを仕事にしてきました。

そんな中で出会ったのが、熊本・南阿蘇の森に静かにたたずむ「南郷檜」でした。
まっすぐに伸びた幹、清らかな香り、そして何よりその木肌から感じた“気”のようなもの。
それは、まさに「神が宿る木」そのものでした。

この木でまな板を作れば、台所が“祈りの場”になる――。
そう確信した瞬間でもありました。

神様のDNAを受け継ぐ「ひのき」

南郷檜は、阿蘇高森神社の御神木から枝を“挿し木”によって育てられた木です。
実生ではなく挿し木という方法により、神木のDNAをそのまま受け継いでいるのが最大の特徴です。

このような木は、全国を見渡してもほとんど存在しません。
まさに「血統書付きのひのき」ともいえる南郷檜は、健康を祈り、感謝を捧げるための特別な素材として、多くの神社建築や文化財修復にも使われています。

「通直完満」──完璧な育ち方をするひのき

南郷檜は、「通直完満(つうちょくかんまん)」という育ち方をします。
これは、木がゆっくりとまっすぐに、節も少なく、美しく均整の取れた形に育つという、非常に稀有な性質です。

50年で伐採される一般のひのきとは異なり、80年、100年という時をかけて丁寧に育てられるのが南郷檜。
そこには自然の恵みだけでなく、代々にわたって木を育て守る人々の「感謝」と「祈り」の連鎖があるのです。

台所が“神聖な場”に変わる

この南郷檜を使って、私たちはまな板をつくりました。
商品名は「南阿蘇の薫り」。香りが心を鎮め、まな板に触れる手が自然と丁寧になる。

ご愛用者からは、こんな声が届いています:

「このまな板を使い始めてから、料理中に自然と感謝の気持ちが湧いてくる」

「健康は“何を食べるか”より“どう向き合うか”なのだと気づかされた」

「檜の香りが、心を整えてくれる」

それは単なる木の道具ではなく、「健康」と「感謝」の橋渡しとなる存在です。

現代にこそ必要な“感謝を込める習慣”

忙しい日常、慌ただしい食卓。
それでも台所という空間に、ほんの少しの意識を持ち込むことで、暮らしは変わります。

手を合わせるような気持ちで、まな板の上の食材に向き合う。
「ありがとう」の一言を、心の中でつぶやく。

それだけで、料理は“作業”から“祈り”へと変わっていきます。
そしてその中心に、南郷檜のまな板があれば、自然とその感覚が広がっていくのです。

「健康・感謝・ひのき」が結びつく暮らしへ

健康を願うなら、食べ物だけでなく“道具”にも目を向けてみましょう。
感謝を忘れずに暮らしたいなら、毎日の料理の中にその時間をつくりましょう。

南郷檜のまな板は、そんなあなたの思いにそっと寄り添います。
香り・手触り・気配──すべてが、あなたの台所を“心の拠り所”に変えてくれるでしょう。

次回は、このまな板がもたらす香りの「癒し効果」と、科学的に解明されたひのきの力について詳しくご紹介します。お楽しみに。

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佐々木丘
専門家

佐々木丘(木材バイヤー)

合同会社Green’s Label

プロの料理人向けに原木から仕入れてオーダーメイドのまな板を作成。ご神木のDNAを『挿し木』という技法で受け継ぎ、ゆっくり真っ直ぐ育つ「とあるひのき」を扱う。木目の美しさから「美人まな板」と呼ばれている

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