神様が宿る台所へシフトする
私たちの暮らしは、
気づかぬうちに忙しさや
慌ただしさに飲み込まれ、
本来大切にしたい
「健康」と「感謝」の感覚を
置き去りにしてしまいがちです。
そんな現代だからこそ、
暮らしに静かな力をもたらす
自然のパワーがが必要です。
例えばひのき、なかでも
ご神木のDNAを受け継ぐひのきがあると
何か大きなチカラを
感じられそうな気がしませんか?
それが九州の南阿蘇エリアにあるヒノキ
「南郷檜(なんごうひ)」です。
香り、質感、そしてその背景にある物語は、
私たちの日常を優しく包み込み、
健康を守り、
感謝を育むきっかけになります。
本記事では、これまでの5回連載を
振り返りながら、「ひのき」とともに
生きる魅力を総まとめします。
第1章 南郷檜(なんごうひ)との出会い
第1回では、南郷檜が持つ神聖な存在感と、
出会った瞬間に感じた
特別な縁について紹介しました。
南郷檜は熊本・阿蘇の森で育ち、
御神木のDNAを受け継ぐ
稀少なひのきです。
その清らかな香りは、
台所を神聖な空間へと変え、
健康を願う気持ちと
自然への感謝を呼び覚まします。
これは単なる木材ではなく、
暮らしを支える「精神的な支柱」
としての役割を果たす存在です。
第2章 健康を守るひのきの力
第2回では、南郷檜が持つ
防菌・防カビ・防虫の天然成分について
掘り下げました。
ひのき特有のフィトンチッドは、
空気を浄化し、心身の健康をサポートします。
料理の際、このまな板に触れるだけで
清涼感が広がり、自然と深呼吸したくなる。
その瞬間、感謝の気持ちが心に宿り、
「家族の健康を守るために
良い道具を選んでいる」とい
う確かな実感が得られます。
第3章 台所を祈りと感謝の場に
第3回では、まな板を使うこと自体が
「祈り」や「感謝」に変わる
体験についてお伝えしました。
南郷檜のまな板は、
香りと手触りが使う人の心を整えます。
慌ただしい日々でも、
このまな板を前にすると不思議と
穏やかな気持ちになり、
食材や家族に向けた感謝の言葉が
自然と浮かんできます。
健康も感謝も、毎日の台所から
静かに育っていくのです。
第4章 100年育つ木と人の手間
第4回では、南郷檜が樹齢80年以上で
ようやく名前を名乗れること、
そして枝打ちや手入れを地元の人々が
何世代にもわたって続けてきた歴史を紹介しました。
その背景には、「健康で良質な木を未来へ残す」
という深い感謝と使命感があります。
私たちがその木を使うことは、
ただの消費ではなく、
文化や森を未来に受け渡す行為でもあります。
第5章 香りがもたらす癒しと健康
第5回では、ひのきの香りが持つ
癒しの効果を科学的に解説しました。
香りは副交感神経を刺激し、
ストレスを軽減し、免疫力を高めます。
このリラックス効果は、
台所での作業時間を健康的な癒しの時間へと
変えてくれます。日々の中で
「感謝のひと呼吸」を取り戻すために、
ひのきの香りは欠かせない存在です。
まとめ
南郷檜は、健康を守り、感謝を育み、
暮らしを豊かにする力を持っています。
それは木の強さや香りだけでなく、
100年かけて育ち、人の手で大切に
守られてきた歴史と物語があるからです。
道具はただの道具ではなく、
使う人の心を変え、日常に意味を与えます。
今日の台所を、そしてこれからの暮らしを、
健康と感謝で満たすために――
あなたの手にも、ひのきのまな板を。



