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佐々木丘プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「なんとなく」で済ませるで残ったHEIGAI

佐々木丘

佐々木丘

テーマ:子供とママの思い出の逸品

第1回:「木のまな板って実際どうなの?
家族の健康を守る“道具”としての視点」


「なんとなくでプラスチックまな板」を
選び続けていませんか?

ひのきとプラ
毎日の料理に欠かせないまな板。
スーパーやホームセンターでは、
軽くて洗いやすいプラスチック製のまな板が多く並び、
価格も手頃なため、なんとなく選んでしまう方も
多いのではないでしょうか。

でも最近、SNSや自然食品店などで
「木のまな板」が再び注目を集めています。
ひのきとプラ
とはいえ、

- 木のまな板ってお手入れが大変そう
- カビやすいんじゃない?
- 長持ちするって本当?
- 食洗機は使えるの?

といった不安や疑問から、
結局プラスチックまな板に手が伸びてしまう、
という声をよく耳にします。

実際、私自身も木材の業界に20年以上関わり、
木材市場のセリ人として
「木のまな板」について
多くの相談を受けてきました。
木のことを知り尽くしたプロの目から見て、
おすすめする理由はたくさんあります。
ひのきとプラ
ひのきとプラ
ゴメンなさい。スマホだとこの表が
小さくて見えにくいかもしれません。

■結論:家族の健康と道具を長持ちを
させたいと考えるなら「木のまな板」一択です

今、家族の健康や暮らしの安心を
大切にしたいと考えているママには
「木のまな板」をおすすめします

今、家族の健康や暮らしの安心を
大切にしたいと考えるママに
「木のまな板」をおすすめします
理由はメイカクです。

■食材に直接触れるツールだからこそ、
安心できる自然素材を選ぶべき
■木のまな板は、抗菌性・耐久性に優れており、
包丁にもやさしい
■適切な手入れで10年以上使えるものも多く、
長い目で見れば経済的

つまり、おすすめの理由は、
健康・衛生・コストのバランスが
優れているからなのです。

■理由①:自然素材の持つ「抗菌作用」が
家族の健康を守ってくれる自然素材の温かさ


ヒノキ、イチョウ、サクラといった国産木材には、
天然の抗菌作用があります。
とくにヒノキには「フィトンチッド」
と呼ばれる成分が含まれており、
まな板の表面で菌の繁殖を抑えてくれる効果
があるとされています。

プラスチックまな板の場合、
表面にできた細かい傷に菌が入り込みやすく、
こまめに漂白剤での除菌が必要です。
この漂白剤ってのはまあクセモノで
その傷に入り込んでしまうと
なかなか抜けにくかったり
目で見ても漂白剤が洗い流せているのか
確認することができません。

想像してみてください。
その状態で再び料理してしまうと
食材に見えない漂白剤着き、
家族のお口に運んでしまう
という可能性もあるのです。
目に見えないものなので
その異常に気づくことは
かなり難しいと思います

一方、木のまな板は
水気を適度に吸い、乾きやすく、雑菌が増えにくい
という特性を持ちます。
食中毒が心配な季節や、
小さなお子さんがいる家庭でも、
安心して調理ができるのは心強いですね。

■理由②:包丁が長持ち、切れ味がキープ


木のまな板は、
包丁の刃に優しい
という特徴も押さえてほしいポイント。
木の繊維が適度なクッション性を持っているため、
刃先を柔らかく受け止めてくれます。
そのため、刃こぼれや摩耗が少なくなり、
切れ味が長持ちします。



プラスチック製まな板は、見た目はなめらかでも、
刃が当たると強い反発力があり、
包丁を傷めやすい傾向があります。
包丁の切れ味が落ちると、
食材を力で押し切ることになり、
知らず知らずのうちに
手首や肩へなどカラダへの負担もかかります。

毎日料理をするママのカラダへ
道具にかかるストレスが軽くなる
なんてことご存じでしたか?
うれしい効果ですよね?

■理由③:お手入れ次第で10年、20年と使える
「育てる道具」にするのはあなた次第

挿絵
おすすめ理由のひとつに、
耐久性の高さ
があります。
プラスチックまな板は2~3年程度で
黒ずみや反りが出て買い替えが
必要になるケースが多いですが、
木のまな板は、いつでも
表面を削ることで新品同様に再生
できます。
ヒノキなどの木は、
削っても反りにくく、
繰り返し使えるため、
一生モノのまな板
になるケースも少なくはないのです。

忙しい中でも「ママは道具を大切に使う」姿
そんなシーンを子どもたちへも
自然と伝えられる、そんな“暮らしの道具”
としてもおすすめしているのです。

まとめ:毎日使うものだから
“本当に良いもの”を選びたい

Canva
プロの目から見ても
こんな理由があります。


■天然素材の抗菌作用で、食材を清潔に扱える

■包丁への負担が少なく、調理がスムーズになる

■丁寧に手入れすれば、10年以上使える耐久性


まな板は、食材がキッチンの場で最初に触れる道具。
つまり、家族の健康を守る
“入り口=玄関”とも言える存在です。

安さや手軽さも良いのですが、
「安心」「長く使える」「体にやさしい」
を大切に大切にしたいと考えるあなたなら、
「木のまな板」という選択肢を、
暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

次回の記事では

「食洗機OKの木のまな板はある?
プロが選ぶ“あり・なし”の基準」

をお伝えします
挿絵

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佐々木丘
専門家

佐々木丘(木材バイヤー)

合同会社Green’s Label

プロの料理人向けに原木から仕入れてオーダーメイドのまな板を作成。ご神木のDNAを『挿し木』という技法で受け継ぎ、ゆっくり真っ直ぐ育つ「とあるひのき」を扱う。木目の美しさから「美人まな板」と呼ばれている

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