九州の阿蘇ってどんなところ?
「【九州】ってどこも暖かいところでしょ」
ってよく言われます。
確かに九州=南国
【暖かそうのイメージ】があるかもしれません。
でも標高1500mクラスが並ぶ
熊本・阿蘇五岳エリアは違います。
阿蘇五岳を中心に北は阿蘇谷と
南は南郷(なんごう)谷という
エリアに分かれてます。
この辺りだと標高からみても
気候も気温も別格です。
1年の平均気温は13度ほど。
そして山ゆえに雨風も強いのです
冬になると気温がマイナス10度以下に
なることもあります。標高1592mの阿蘇山
これだけ寒いと、人だけではなく、
自然に身をおく木にとっても厳しい環境。
こんな厳しい環境の中で育つひのきは
とても丈夫で病気にもなりにくい木に育ちます。
この環境から普通のひのきよりも
成長がゆっくり、でもしっかり強い木。
特別なひのきを代々守っていこうと
熊本県ではブランド化されてます。
つまり、このひのきが特別な理由は、
阿蘇の厳しい気候と
環境の賜物(たまもの)でもあります
さらに火山系の阿蘇山からは
ミネラル豊富な湧水やカルデラ台地を形成する
リモナイトと呼ばれる魔法の土からも
大きな影響を受けているのです
そんな厳しい条件でも元氣に育つからこそ、
病気に強くガッシリと丈夫なひのきに育つ
そして最後に忘れてはならないのが
ご神木のDNAを「挿し木」で受け継ぐ
100年もの檜(ひのき)だとということです