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清武修一(きよたけしゅういち) / 一級建築士

株式会社清武建設(清武一級建築士事務所)

コラム

温泉の見分け方。福岡の一級建築士(清武修一)のひとりごと。 

2012年10月27日 公開 / 2012年11月28日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

 
 福岡より日帰り出来る、佐賀、熊本、大分などの範囲ですが、携帯電話の電波が届かないような地域にある穴場といわれる温泉めぐりが好きな私が、疑問を感じ、いろいろな方に聞いたり、読んだりして、知りえた事を少しまとめてみました。

 浴槽の縁の上からお湯があふれ出て、床に流れ落ち、排水される量と同じ量のお湯(温泉)が新しくそそぎこまれている場合は、「本物の温泉」、いわゆる掛け流しの温泉です。このような「本物の温泉」は、水量の豊富な河川沿いや、湧き水が豊富な水源地帯などにあり、数百年前からある有名な温泉である場合が多いです。しかし、交通アクセスが良く、税金によって建設され、固定資産税は払わない公共施設の温泉に客を奪われてしまい、「本物の温泉」はさびれてしまっている悲しい現状が多いです。

 浴槽の中(水中)よりお湯が吸い込まれており、時々おしりが吸い込まれそうになったりして、怖い思いをするような温泉は循環式温泉です。このような循環式温泉は、一日に100人入浴しても、週一回、二回?お湯が入れ替わっている程度が普通のようで、循環時にお湯の汚れを濾過して、塩素(口より皮膚から多く吸収され、アトピーなどの原因になるようです。)を大量に添加して殺菌し、急性の病気にはならないので、安全であるという事になっているようです。しかし、自宅で入浴するお風呂でも毎日入れ替える方も多いのに、高い入浴料を支払って、リフレッシュするはずなのに、塩素漬けになる温泉に入っていることを知ると、残念な気持ちになります。

まぎらわしい循環式温泉の一例ですが、浴槽の縁より上にお湯があふれ、洗い場側の排水とあきらかに分離された所(外壁と浴槽のへりの間のすき間など)にお湯が流れ落ち、循環装置へ導かれている場合もあり、これは、掛け流しの「本物の温泉」のように見せかける上手な循環式温泉の方法だと関心しました。

そもそも、何故、循環式にして、何度も同じお湯を使うのかといえば、湧き水が豊富な地域でもなく、河川沿いなどで水量が豊富でない地域において、井戸を掘削しても、大規模な施設をまかなえる量の温泉(水量)が出てこないからです。私の会社でも住宅建設において、上水道(水道)が整備されていない地域で、家庭用の水をまかなう為に井戸を掘削していますが、水は出てきても、一件の住宅に必要な水量が確保できず、別の場所に再度、井戸を掘削しなおした経験があります。このように、水量確保は難しく、大規模施設で、掛け流しに出来る程のお湯の量を確保する事は困難で、循環式にしなければならないようです。

 いろいろと何の責任も感じず、好き勝手に書いておりますが、循環式の温泉でも、毎日お湯を入れ替えたり、清潔に心がけてある立派な温泉もあると思いますので、私が書いている内容は全てではありませんので誤解がないようにお願いします。また、レジオネラ菌による死亡者もある為、塩素を入れて殺菌することは保健所の指導ですので、塩素注入は必要なものになっています。

 しかし、歴史があり、水量の豊富な地域の源泉掛け流しの「本物の温泉」に、保健所より塩素を注入するような指導がなければ、温泉好きの私はありがたいと思います。

  今、書いてきた内容で、「塩素」について補足したいと思います。

  塩素の害として、発ガン、血管障害、心臓病、脳卒中、アレルギー疾患乾、乾燥肌、などがあげられるようで、入浴中に皮膚吸収により塩素が体内に取り込まれ、その摂取量は水道水を飲んだ場合のそれと比較すると、6 ~ 100倍のようです。弊社では塩素を除去する装置を販売、取り付けもしています。 ご関心のある方は下記のHPも見ていただければと思います。

 ◎塩素を除去する設備に関するHP
http://members2.jcom.home.ne.jp/info-k/kennko/mizu/mizu.html

事務所案内(写真)
http://mbp-japan.com/fukuoka/kiyotake/column/1801/

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