崖や擁壁の危険性について
今年も多くの災害がありました。被災者様には心からお見舞い申し上げるとともに復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
現在の擁壁の基準には、宅地造成等規制法や建築基準法、がけ条例などがあります。新しい擁壁については安全な基準で築造されていますが、基準が改正された平成12年以前に造られた擁壁は危険なものが多く、大半は現在でもそのまま使用されているようです。
1.空石積み擁壁
2.増し積み擁壁
3.2段擁壁
4.張出し床板付擁壁
5.空洞ブロック積み擁壁
これらの擁壁は危険な擁壁として位置づけられて住宅の擁壁として適さないものとなっています。また、さらに亀裂等の変状が見られる場合は非常に危険な状態と考えなければいけません。
危険な擁壁は、豪雨や地震などの外的要因により崩壊する危険性がかなり高くなります。
今まで大丈夫だったから壊れないという固定観念は排除することが必要だと思います。
崩壊してしまえば考えられないような費用が必要となりますので、できる限り早い段階で対策を講じることをお勧めいたします。
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