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子どもにとっての「第2の家」、遊びの天才を育む自由空間を設計<大野城市・ひだまり保育園>

2023年4月21日 公開 / 2023年4月24日更新

テーマ:施工事例

コラムカテゴリ:住宅・建物

こんにちは。HOUSE BOXの広報担当です。

今回は、HOUSE BOXが手がけた園舎設計の事例として、大野城市に今春新しく開園した「ひだまり保育園」をご紹介します。



今までいくつか園舎設計を担当していますが、住宅設計とは意識するポイントや留意点が異なります。
その一つが、“視点の数”。住宅は住人の視点から設計し組み立てていきますが、園舎は【子ども・保護者・働くスタッフ】とあらゆる角度に視点を置き設計していく必要があります。

次に大事なポイントは、“安心・安全であること”。
子どもの安全性を重視して設計しますが、その中でウキウキわくわくするような遊び心や探求心を刺激するような細やかな工夫が必要です。園内で「安全に過ごす」ということは大前提で、子どもたちが怪我をしたり事故に遭うようなことは絶対に起きてはなりません。そのため、周囲の交通量に配慮して出入り口の配置を考えたり、転倒や衝突といった事故の怪我を防ぐために収納棚の位置や高さにも気を付けます。
保護者の方が安心して子どもを預けられて、子どもたちにとっても居心地の良い空間であること、「段差が少なく転びにくい」、「死角がなく目が行き届きやすい」etc、、、子どもたちが安心して過ごせる環境であることがとても重要です。





最後に今回設計した「ひだまり保育園」の中で空間デザイン上、最もこだわったのは保育室です。
保育室は子どもたちが一番多くの時間を過ごすので、居心地が良く、ぽかぽかと日差しも入り、晴れの日も雨の日も、暑い日も寒い日も身体全体と五感で感じられる空間であることを意識しました。



そして、保育室のど真ん中には象徴的となるような大きな柱を設置。
ひだまり保育園のシンボルツリー的存在になるような思いを込めて設計しました。柱の周囲は、名古屋モザイクのシエルグラスで装飾♪
園の中にいても外にいてもこの柱が視界に入ります。



タイルのちょっとヒヤッとする手触り
まるで大きな木に抱きつくような安心感
両手広げてお友達と手をつないで囲む感覚
グッと見上げた上にある「Hidamari」の文字
柱にもたれ座って読む絵本と背中の肌触り
みんなで周りをグルグル追いかけっこする足音
子どもたちの楽しそうな笑い声とたくさんの笑顔



子どもたちにとって、一つ一つの出来事が、この大きな柱と一緒に園生活の思い出に刻まれることを願いました☆

4月から無事に開園され、子どもたちが毎日楽しく登園して、室内でお外で楽しく遊んでいると聞いています。
園内では園舎ならではの、クロス柄やかわいい照明など細やかな工夫が散りばめられています。
次回は、そこをテーマにご紹介したいと思います!

これからもHOUSE BOXは、「住まい空間」、「過ごす空間」をお客様に最適な視点でご提案できるように努めていきます。

施工事例は当社HPへも掲載しています。
Click → プロジェクト – HOUSE BOX 株式会社(ハウスボックス株式会社) 住宅相談所 (wordpress.com)

この記事を書いたプロ

上村直樹

不安や疑問の解消に尽力し、理想の家づくりへと導くプロ

上村直樹(HOUSE BOX株式会社)

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