北九州の設計事務所によるオフィスリノベーション|土のエントランスという選択
以前の住宅では、キッチン、ダイニング、リビングがそれぞれ独立した間取りでした。
今回のリノベーションでは、その3つの空間をゆるやかにつなぎながら、必要に応じて仕切ることができる可動間仕切りを採用しました。
普段は開放して、家族みんなで広々と過ごす。
〈普段のリビングダイニング〉
〈間仕切りと閉じたリビング〉
友人が遊びに来た時は、リビングだけを仕切って応接室として使う。
急な来客があっても、生活感のあるキッチンはさっと隠すことができます。
〈普段のダイニングキッチン〉
〈間仕切りと閉じたダイニング〉
間取りは一つでも、暮らし方は一つではありません。
住む人の生活は、子どもの成長や家族構成、働き方によって少しずつ変化していきます。
だからこそ、建築もその変化に寄り添えることが大切だと思っています。
部屋を増やすことが目的ではなく、暮らしの選択肢を増やすこと。
それが、この可動間仕切りに込めた考えです。
リノベーションは、建物を新しくする工事ではありません。
これから先の暮らし方を考える機会でもあります。
10年後も、20年後も。
その時々の暮らしに合わせて、住まいも少しずつ姿を変えながら、家族と一緒に歳を重ねていける。
そんな住まいが、私は好きです。


