北九州の設計事務所GREENROOMDESIGNによるオフィスリノベーション|働き方が変わるカフェスペース

先日、進行中プロジェクトの打合せのため石屋さんへ行ってきました。
石屋さんの広い敷地内には、想像以上にたくさんの石が並んでいました。
実はその多くが、一度も使われることのなかった石材たちです。
石の多くは海外から輸入されています。
現場で「あと1枚足りない」ということがないように、少し多めに発注するのが一般的です。
その結果、使われなかった石材が石屋さんの在庫として残っていきます。
そして驚いたのは、その在庫の一部は毎年処分されているということでした。
数億年という長い時間をかけて生まれ、ようやく地上に掘り出された石たち。
どこにも使われることなく処分されてしまうのは、とてももったいないことだと感じました。
現在進めている、お寺の境内整備計画では、『新しい石を買わない』というルールをつくり
石屋さんに眠っている在庫の石のみを活用する計画を進めています。
もちろん、余っている石をそのまま並べるわけではありません。
石屋さん、ランドスケープデザイナー、そして私たち設計者が一緒になって、「これらの半端な石たちだからこそできるデザイン」を考えています。
建築や庭づくりは、新しいものをつくることだけではありません。
今あるものの価値を見つめ直し、新しい役割を与えることも、設計の大切な仕事だと思っています。
この石たちが、どんな景色へと生まれ変わるのか。
数億年の時を経た石たちが、今度は人が集う場所をつくります。
工事が進んだら、またご紹介したいと思います。


