あなたの思いをカタチにする、オリジナルガラス位牌のご紹介
まだお見せできないけれど——お寺に納める“祈りのガラス”
現在、あるお寺に納めるための特別なガラスエッチング作品を制作しています。
納品前のため、写真などはまだご紹介できないのが残念ですが、これまでで最も心を込めた仕上がりになりました。
今回の作品には、三尊の仏さまをサンドブラストで彫刻しています。
それぞれの仏さまには、深い意味と祈りが込められています。
釈迦如来さま
釈迦如来さまは、仏教の開祖であり「目覚めた人」。
すべての命に平等に真理を説き、私たちに「気づき」と「智慧」をもたらしてくださる存在です。
静かに瞑想するそのお姿は、見る者の心を穏やかに整えてくれます。
観世音菩薩さま
観音さまは、私たちの“声”を聞き、苦しみを救ってくださる慈悲の象徴。
そのお姿はさまざまに変化し、悩みに応じて現れてくださいます。
代表的な観音さまの姿と意味を、以下にご紹介します:
聖観音:基本形。穏やかな慈悲の姿で、日常の平和を守ります。
十一面観音:11の顔であらゆる苦しみを見つめ、救済します。
千手観音:無数の手で多くの人々を同時に救う力を持ちます。
馬頭観音:怒りの表情で災厄を断ち切る、強い守護の仏。
如意輪観音:願いを叶える力を持ち、家庭や仕事の繁栄を導きます。
勢至菩薩さま
勢至菩薩さまは、智慧の光で私たちの迷いを照らし、正しい道へと導いてくださる存在。
阿弥陀如来の脇侍として観音さまと並び立ち、心の強さや決断力を象徴します。
祈りを刻む、透明なガラスの中に
この三尊を、透明な理化学ガラスにサンドブラストで丁寧に彫り込むことで、
光と影が織りなす荘厳な世界を表現しました。
祈りは、目に見えないけれど、確かにそこにあるもの。
その祈りを、ガラスという透明な素材に刻むことで、
見る人の心に静かに語りかけるような作品になったと感じています。
納品後には、ぜひその姿をご紹介できればと思っています。



