理化学器具で淹れるコーヒーの魅力

松岡順子

松岡順子

テーマ:計量器 理化学ガラスなど

理科室から生まれた一杯──理化学器具で淹れるコーヒーの魅力

理化学用のロート・ビーカー・フラスコを使って、まるで実験のようにコーヒーを淹れるスタイルが注目されています。
透明なガラス器具を通して見える抽出の過程は、視覚的にも美しく、静かな時間を演出してくれます。

理化学用ガラス 実験室 珈琲
実験器具で淹れる一杯。
ロートにフィルターをセットし、ビーカーで受ける理系スタイルの抽出風景。

手順はシンプルです。
まず、ロートにペーパーフィルターをセットし、挽いたコーヒー豆を入れます。
ロートは、ソフトクリームスタンドのような市販の金属スタンドを使えば安定して立てることができ、特別な器具を揃える必要はありません。
ロートの下にはビーカーを置き、抽出液を受けます。
フラスコには沸かしたお湯を入れ、ゆっくりと豆に注ぎます。
お湯がコーヒー粉を通過し、香り高い液体がビーカーに落ちていく様子は、まさに“味の実験”です。

このスタイルの魅力は、見た目のユニークさだけではありません。
使用するガラス器具に店名のロゴやコーヒーの銘柄、容量表示などをサンドブラスト加工で刻むことで、オリジナル性と高級感が格段にアップします。
例えば、カフェのロゴを入れたロートや、豆の産地名を刻んだフラスコは、店舗の演出にも、ギフトにも最適です。
容量表示を加えることで、抽出量の管理も容易になり、実用性も向上します。

理化学器具は、耐熱性・耐久性に優れ、繰り返し使える点でも環境にやさしい選択肢です。
理系の美しさとクラフトの温もりが融合したこのスタイルは、コーヒーを淹れる時間そのものを、特別な体験へと変えてくれます。


理化学器具を酒器としておすすめする理由のひとつに、品質と信頼性があります。
これらの器具は、弊社(クライミング)で製造している理化学用ガラス器具をベースにしており、長年にわたり研究・教育現場で使用されてきた実績があります。

また、自社製品を活用しているため、オリジナル加工やデザインの自由度が高く、コスト面でも柔軟な対応が可能です。
そのため、ギフトや店舗演出においても、品質・価格・デザインのバランスが取れた提案ができます。


※デザインはすべてオリジナルです。 作品のコピー・模倣は固くお断りしております。

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松岡順子
専門家

松岡順子(ガラス工芸)

株式会社 クライミング

贈る相手や用途に合わせて、完全オリジナルで制作。世界にひとつだけのガラス作品で、特別な空間を演出します。

松岡順子プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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