或る列車 スィーツトレインの中の手仕事② 【エッチング ガラス 扉用】
先日、会社の行事でJRに乗って久留米まで出かけてきました。
JRでの小さな旅の楽しみといえば、「どの電車に乗るのか」です。
私にとって、その楽しみをさらに特別なものにしてくれるのが、自社で制作した袖仕切りポリカが採用された電車に出会うこと。
そんな電車に乗れた日には、「今日はラッキーな一日になりそう!」と感じるのです。
この袖仕切りのデザインは、「ななつぼし」で有名な水戸岡先生によるものです。
かなり繊細なデザインで、製作には細心の注意を払い、とても苦労しました。
しかし、完成して電車に取り付けられた姿を見た瞬間、その苦労がすべて吹き飛び、ただ嬉しい気持ちでいっぱいになります。
袖仕切りには、硝子ではなくポリカーボネート製を採用しています。
この素材のおかげで、万が一押されたとしても割れる心配がありません。
さらに、冬場には外からの冷たい空気を遮断してくれるほか、梅雨時には濡れた傘から滴る水分からも守ってくれます。
暑い夏には直接肌が触れるのを防ぎ、目隠しとしての役割も果たしてくれる優れものです。
そんな機能性を思い出しながら、満足感に浸りつつ楽しんだ電車の旅でした。



