竹を彫ります⑦ 【エッチング ガラス ドア用】
毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
福岡は連日の酷暑で、工場の作業は汗がタラタラ流れ落ちて、作業する時間と汗を拭いている時間が同じくらいに感じてしまいます。
工場内は毎日37度前後で、硝子も熱くなりカッティングシートは伸び伸びになっております。
そんな毎日ではありますが、久しぶりに大好きな画家、アルフォンス・ミュシャの原画を元にしたエッチングのご依頼が入りました。
ガラス工芸をやっている方なら知らない人はいない(はず)の大メジャーな↓↓を元に、エッチング用の原稿を作っているところです。
素晴らしい繊細な髪のライン・ゴージャスで美しい装飾品。
これをガラスに彫りこむのです。
彫ると言ってもガラスの厚みは6ミリしかありません。
6ミリガラスならば深く彫っても2ミリ程度で止めておかないとちょっと怖いです。
完全な装飾用で額装して飾るのならばもっと深く彫っても大丈夫だと思いますが、今回は木製扉にはめ込むのです。
なので深くは彫らずに立体的に見えるようにと考えて原稿を描いております。
まだ途中ではありますが、美しさが伝わるでしょうか?
線画を描いた後に全体を微調整していきます。
納期があるから終わるけれど、納期がなければいつまでも続けたい工程なのです。
過去の完成作品↓↓
ミュシャエッチングの完成写真イロイロ