ファンドラップに要注意!実際の運用成績はバランスファンドの平均以下【動画】
ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。
新しく住宅を購入するケースや、現在借りている住宅ローンの借り換えなど相談の内容はさまざまですが、最近住宅ローンに関する相談をお受けする機会が増えてきています。
その時によく聞かれるのが「住宅ローンの金利はまだ下がりますか?」ということです。
昨日(2016年6月13日)には長期金利(新発10年物国債利回り)がマイナス0.165%となって、先週に引き続いて過去最低を更新しました。
このまま長期金利が下がるようなら、住宅ローンの金利がさらに下がってくる可能性は十分に考えられると思います。
さらなるマイナス金利幅の拡大はあるか
今年2月から始まったマイナス金利についても、日本銀行の黒田総裁は2%のインフレ目標の実現に向けて、ありとあらゆる政策を投入してでも目標を達成するという姿勢を崩していません。
また、現時点ではマイナス金利がうまく進んでいるという判断を示していることなどから、現在のマイナス0.1%からさらに金利が引き下げられる可能性が無いとはいえません。
日本よりも早くマイナス金利が導入された欧州では、欧州中央銀行(ECB)が追加利下げを行ってマイナス幅を拡大した事例もあります。
まさに今週行われる日本銀行の金融政策決定会合の内容に注目が集まっているところです。
しかし、その一方で頭に入れておかなければいけないのは、今年1月の日本銀行の金融政策決定会合においては銀行出身者がマイナス金利の導入に反対したため、たったの1票差でマイナス金利の導入が決まったということ。
今後さらにマイナス幅を拡大することは容易ではないことが考えられます。
また、マイナス金利は国内景気の浮揚効果が期待できる一方で、銀行の収益にはダメージを与えます。
金融システムの安定という観点で考えてみても、銀行の経営が不安定になることは望ましくないので、マイナス金利を長期にわたって継続していくのは難しいのではないでしょうか?
そのため私自身はマイナス金利を続けられるのは、長くても3年程度の時限付きの政策であると考えています。
欲張り過ぎて好機を逃してしまわないように
今後さらにマイナス金利が拡大されて、住宅ローンの金利が下がることを期待してしまう気持ちはわかります。
しかし、あまり欲張り過ぎないで今のうちに借り入れや借り換えを行ってもいいように思います。
なぜなら金利が一番低いタイミングを当てることは困難だからです。
今の金利で借り入れや借り換えを行って、さらに金利が下がった時に「損をした」と考えてしまうタイプの人の心理がこのような質問を生むことが多いのですが、完璧を求めすぎてもなかなかうまくいかないものです。
むしろそのようなタイプの人は完璧を求めるがために判断に迷って躊躇してしまうことが往々にしてあります。
その間に金利が上昇するなどして好機を逃してしまうようなことに陥りやすいのです。
そのため完璧は求めないで、むしろ「何事もほどほどでいい」くらいのスタンスで考えてもらうと動きやすくなるものです。
今月は英国のEU離脱の国民投票や米国が利上げする可能性など、日本の金利にも影響を与えそうなイベントが集中しています。
先の読みにくい状況ですので、ほどほどのところで手を打っておいていいかもしれませんね。
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