新型コロナウイルスの感染拡大で、インフレと低金利政策継続の可能性が高まる【しあわせ倍増コラム】
ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。
前回はジュニアNISAでは長期投資が前提になるので、株式への投資も一つの選択肢になることを書きました。
今回はジュニアNISAを使って外国債券型ファンドに投資を行うことについて書きます。
日本より金利水準が高い
前回のコラムで書いたように、ジュニアNISAは18歳まで払い出しができないことから、基本的には長期投資を行うことが前提になります。
インフレに強く、また成長性という観点から株式への投資はもちろん魅力がありますが、どうしても株式への投資はリスクが大きくなります。
ある程度リスクを抑えながら上手にジュニアNISAを使いたいという場合は、外国債券型ファンドへの投資を行ってみてはどうでしょうか?
外国債券型ファンドをお勧めする理由は、日本よりも高金利であるからです。
下記は主要4債券の長期金利(10年国債利回り)になります。
日本 0.25%
米国 2.28%
ドイツ 0.63%
オーストラリア 2.96%
(2015年12月末時点)
これを見れば日本の金利水準が極めて低いことがわかると思います。
やはり高金利は魅力ですよね?
長期投資で為替リスクを軽減
その一方で、外国債券型ファンドへの投資にはリスクがあります。
外国債券型ファンドのリスクは為替リスク・金利変動リスク・信用リスクといったものですが、その中でも最も影響の大きいものは為替リスクです。
しかし、長期投資によってインカム収入(利息収入)を積み上げていけば、為替リスクは相当軽減できるものです。
したがって為替リスクをヘッジしない外国債券型ファンドへの投資は有効だと思います。
リスクの高い債券には投資をしない
但し、いくら高金利だからといっても、ブラジル国債のように信用力が劣り為替リスクの大き過ぎる投資対象や、ハイ・イールド債のように発行体のデフォルトリスクの高い投資対象に、ジュニアNISAで投資を行うことは避けるべきだと思います。
ジュニアNISAでは大切な教育資金等の準備目的で使われる方が多いはずですから、安全性の高い国の国債・地方債などのソブリン債を投資対象に考えたほうがよいと思います。
欲張りすぎないように注意してください。
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