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4月 各銀行が住宅ローン変動金利の基準金利を引き上げ
日銀が1月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げたことを受けて、各銀行は4月1日付で住宅ローン変動金利の基準金利を引き上げました。
これによって大手5行(三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそな、三井住友信託)は、住宅ローン基準金利を0.15%~0.25%の上げ幅で引き上げること、新規借入者には4月1日以降、既存の契約者には6月~7月頃から適用される見通しであることを発表しています。
これによって例えば三菱UFJ銀行では、新規借入者に対する変動金利の最優遇金利を3月の0.345%から0.595%に引き上げています。
【参考記事】
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f70e78617b2532af7d4be091168bdd29fb1eb5c
※YAHOOニュースなのでしばらく経つと削除されることがあります。
一方で福岡銀行と西日本シティ銀行は新規借入者の金利を据え置き
大手銀行が4月から新規借入者への適用金利を引き上げた一方で、福岡県の2大地銀である福岡銀行と西日本シティ銀行は、新規借入者への適用金利を3月から変わらず据え置きました。
ただし2行とも基準金利は0.25%引き上げており、基準金利からの優遇幅を拡大することで適用金利を据え置いた状況となっています。
4月に新規で借入をする人は借入当初からの金利優遇幅が大きいので、この点は朗報だと言えるでしょう。
この2行の今後の変動金利はどうなるか
実は昨年10月も今回と同様のことがありました。
昨年7月に日銀が政策金利を引き上げたことを受けて、大手銀行が10月から変動金利の基準金利と適用金利を引き上げたのですが、福岡銀行と西日本シティ銀行は基準金利を引き上げたものの、適用金利は据え置いたのです。
※基準金利と適用金利については以下のコラムをご参照ください
https://mbp-japan.com/fukuoka/fmp-office/column/5169757/
ただし11月には2行とも大手銀行と同様に、新規借入者の適用金利を引き上げました。
要するに前回は基準金利を引き上げてから1ヶ月間だけ適用金利を据え置いたのです。
このことから今回も同様の流れとなった場合、5月には適用金利が引き上げられる可能性があると思われます。
4月の適用金利は据え置かれましたが、これからこの2行での新規借入を予定している人は、5月以降の適用金利の動きに注視する必要があるでしょう。



