「住宅ローン+他のローン」の「おまとめ住宅ローン」について
口コミについて
最近、このような話題のメルマガが届きました。
(一部抜粋)
「先日グーグルマップの口コミについて、医者の方たちが集団でグーグルを訴えたというニュースが話題になりました。口コミに不当な内容や事実無根の情報を書き込まれ、グーグルに削除を依頼したものの真摯に対応してもらえず、営業権を侵害されたとしての訴訟という内容です。」
私の仕事上、インターネットの口コミに何かを書かれたことはありませんが、X(旧Twitter)で当サイトの私のコラムをシェアして批判する人がいたのは見たことがあります。
また事務所のホームページのブログに以前はコメント欄があったのですが、これにも批判のコメントを書き込まれたことが何度かありました。
それらで書き込まれた内容が正論であればこちらも受け止めますが、どの書き込みも明らかに住宅ローンの知識がないのにただ専門家の意見を否定したいだけ、しかも攻撃的で乱暴な言葉遣いで、というものでした。
私自身はそれらを無視していればよいのですが、これを見た他の人が誤った情報を信じてしまうかもしれないという恐れはあります。
冒頭で述べたメルマガにはこのようなことも書かれていました。
『あるニュースではインターネットの口コミを実際に利用している人たちのアンケート結果が紹介されていました。
そのアンケート結果はとても興味深いものでした。
「口コミを利用していますか」という問いに対しては50%以上の人がイエスと答えているにも関わらず、「その内容を信じていますか」という問いには70%以上の人がノーと答えているというのです。』
ただしアンケート結果を逆の意味で捉えると、割合は30%以下ではあるものの口コミを信じる人がいることに、もどかしさを感じてしまいます。
私の知人の飲食店も悪質な口コミを書かれたことがあります。
グーグルマップや食べログなどのサイトの口コミで、事実に反することを書き込む人が絶えないのは悩ましいところです。
ネット上のコメントで厄介なもの 「ヤフコメ」
インターネット上のコメントでよくあるものとして「ヤフコメ」があります。
私自身ヤフコメには批判的な考えを持っていますが、自分の専門分野である住宅ローンに関する記事が出ていれば、ヤフコメにも目を通すようにしています。
匿名なのでコメントを投稿しているのがどういう人なのか分かりませんが、一般の人がどのように考えているのかを参考にするためです。
そして専門家から見て正しいコメントが書かれているかをチェックしたりもします。
その中には、一般の人に誤解を与えてしまうコメントもあるのです。
例えば今日もですが、長期金利(新発10年物国債)が上がり続けていることが記事になっています。
長期金利の動向は、住宅ローンの固定金利の上昇下降に影響を与えます。
しかしこの記事に対するコメントでは困ったことに、
「変動金利で借りている人は返済額が大幅に上がる」というコメントにGood(赤ポチ)が多く付き、「変動金利は短プラ連動だから上昇するのは長期金利ではなく政策金利が上がる時」とのコメントには多くのBad(青ポチ)が付くなど、誤った情報が支持され、正しい情報が支持されていないことが見受けられるのです。
なお運営会社のYahoo!JAPANにとって、ヤフコメにはこのような意義があるようです。
「Yahoo! ニュースのコメント欄は、ニュースや世の中の出来事に関連する多様な意見や考え、感想が集まる場所です。Yahoo! ニュースでは、コメント欄で他の人の意見や考えに触れることが、自分の考えを改めて整理したり、ニュースをより深く、多角的に理解したりするきっかけになると考えています。」
コメントを信じるか信じないか、参考にするかしないか、人によって異なるのは仕方ありません。
しかし明らかに間違っているコメントでも、運営会社が削除するのはほぼ不可能でしょう。
私の専門分野である住宅ローンに関して言えば、ヤフコメに限らず匿名でのコメントは、出来れば参考程度にもしないでほしいと思っています。