「やさしさ」は、病気を治すか?
こんにちは。
福岡市で、ダイエット・ボディメイク・筋トレ・脚やせレッスン
福岡市ZUMBA・ボクシングEX・ヨガ・ピラティスなどのスタジオインストラクターをしている原田大輔です。
酒は百薬の長?
お酒は、百薬の長とも言われますね。
適度な飲酒は、体に良いというのは、お酒を飲む人からしたら、まさに印籠のようなものでしょう。
しかしながら、真実は違います。
その前に、お酒の事を少し整理しましょう。
〈お酒の種類〉
①醸造酒
⇒ワイン、日本酒、ビールなど
350mlのビールには、糖質が約11g入っています。
ダイエット中は、この種類のお酒は避けたいところですね。
②蒸留酒
⇒焼酎、泡盛、ウイスキーなど
醸造酒を蒸留して、度数を高くしたお酒です。
蒸留すると、糖質がなくなるので、ダイエット向きのお酒です。
③混成酒
⇒梅酒、リキュールなど
①と②のいずれかに、果実や、食物の根茎などを添加したお酒です。
<適量とは?>
厚生労働省が定めている数量は
・1日純アルコール20g
これは
⇒ビール中瓶(500ml)
⇒清酒一合(180ml)
⇒ワイン一杯(240ml)
⇒焼酎3分の1合(60ml)
が目安となります。
<お酒と疾患>
「好きなものを飲んで死ねたら本望」なんて言う人が言いますが、それ病気になっても言えますか?
ある程度の知識は必要です。
まず、「脳梗塞」では、確かにアルコール摂取は良い様です。
しかし、「がん」「脳出血」では、アルコールは害です。
「がん」に対しては、上部消化管を中心としてリスクの上昇が認められています。
コロナでも話題になった、WHOも「アルコール」は、発がん性がある「Group1」に分類しています。
口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸、女性乳房のがんリスク上昇と因果関係があるとしています。
特に、少量の飲酒からでも、「乳がん」「口腔がん」はリスクが上昇します。
つまり、お酒は少量であれば「動脈硬化」や「心筋梗塞」のリスクを下げますが、
「がん」に対しては、少量でもリスクを高めるという、少しやっかいな部分があります。
遺伝子検査や親族での死因を考慮し、自分はどの様な病気になりやすいのかで、お酒がもたらすものが「害」なのか「恩恵」なのかがある程度は分かるかもしれません。
しかし、どっちかよくわからんと言う場合は、基本は「飲まない」選択をおススメします。
動脈硬化や心筋梗塞の予防は、別にアルコールがNO1ではありません。
<お酒を飲むときに気をつけること>
①お酒を200ml飲んだら、水を300ml飲むというように、水をたっぷり飲みましょう。
②貝類などを積極的に食べて、亜鉛の摂取をしましょう。
③マイタケなどのキノコ類、海藻類をたっぷり食べて、ナイアシン、マグネシウム、ビタミンB群を摂取しましょう。
以上、お酒を上手に活用して、心と体のバランスをとってみてくださいね。