第6回 ICT支援員という仕事 ― 教育現場を支える専門職
― 教育現場の一番の不安 ―

AIの話題になると、教育現場で必ず出てくる意見があります。
それは
「AIを使うと、子どもが考えなくなるのではないか」
という不安です。
実際、生成AIは
・文章を書く
・問題を解く
・アイデアを出す
といったことを、瞬時に行うことができます。
そのため
「AIが答えを出してしまうなら、子どもは考えなくなるのではないか」
と感じる先生も少なくありません。
AI can answer quickly.
(AIは素早く答えを出します。)
だからこそ、教育現場では慎重な声が多く聞かれます。
本当に思考力は奪われるのか
では、AIを使うと本当に思考力は奪われてしまうのでしょうか。
私はICT支援員として学校現場に関わる中で、
必ずしもそうとは限らないと感じています。
大切なのは
AIを使うことそのものではなく、
AIをどう使うか
という点です。
例えば、AIに
「答えを教えて」
と聞くだけでは、確かに思考は深まりません。
しかし
「この考え方は正しい?」
「他の視点はある?」
「なぜこうなるの?」
と問いかけることで、AIは
考えるためのヒント
を与えてくれる存在にもなります。
AIは「思考の代わり」ではない
AIは、人間の思考を完全に代わるものではありません。
AIができることは
・情報を整理する
・アイデアを出す
・説明を補助する
といったことです。
しかし
・価値を判断する
・意味を考える
・新しい発想を生み出す
こうした力は、やはり人間の思考に依存しています。
AI can assist thinking, but it cannot replace it.
(AIは思考を助けることはできても、置き換えることはできません。)
この違いを理解することが、とても大切です。
AI時代の「考える力」
AIがある時代に必要になる思考力は、
これまでとは少し形が変わるかもしれません。
これから大切になるのは
・AIの答えをそのまま信じない
・AIの答えを疑う
・AIの情報を整理して判断する
といった力です。
つまり
AIを使いながら考える力
です。
Thinking with AI will become a new skill.
(AIと共に考える力が新しいスキルになります。)
これからの教育では、
この力をどう育てるかが重要になるでしょう。
AIをどう教育に取り入れるか
AIは、教育にとってまだ新しい存在です。
そのため
・どう使うべきか
・どこまで使うべきか
・何を教えるべきか
という答えは、まだ完全には決まっていません。
しかし一つ言えるのは、
AIを完全に避けることは、
これからの社会では難しいということです。
だからこそ
AIを理解し、AIと向き合う教育
が必要になってくるのではないでしょうか。
次回予告
次回は
「AI時代、先生の役割はどう変わるのか」
というテーマについて考えてみたいと思います。
AIがある時代に、
先生の役割はなくなるのでしょうか。
それとも、
新しい役割が生まれるのでしょうか。
教育の未来について、一緒に考えていきたいと思います。
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