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私が小学生の頃、父親に言われた言葉があります。
「なんで、こんなことも分からないんだ」
その言葉に、私はこう答えました。
「勉強のやり方が、分からないんだ」
決して反抗したわけではありません。
本当に、どうやって勉強すればいいのか分からなかったのです。
後になって、父からこう言われました。
「“勉強のやり方が分からない”と言われたことが、実は一番ショックだった」と。
今なら、少し分かります。
父は「分からない=やる気がない」と思っていたのかもしれません。
一方で私は、「やる気以前に、入口が見えていなかった」だけでした。
この経験が、今の私の原点です。
私は「勉強」が嫌いだったわけではありません。
ただ、「どう始めればいいのか」「何から手をつければいいのか」を
誰にも教えてもらえなかっただけなのです。
だから今、私は「勉強」ではなく「学び」という言葉にこだわっています。
学びとは、
・分からないことを分からないと言っていいこと
・自分なりのペースで進んでいいこと
・失敗しながら、少しずつ前に進むこと
点数や成績の前に、もっと大切なものがある。
私はそう思っています。
ICT支援員として学校現場に立つ中で、
「分からない」と言えずに固まってしまう子どもたちを何度も見てきました。
その姿に、昔の自分を重ねてしまうことがあります。
だから私は、答えを教える前に、
「どこが分からない?」
「どこまでなら分かる?」
と聞くようにしています。
学びは、才能ではありません。
環境ときっかけで、大きく変わるものです。
勉強が得意だった人も、そうでなかった人も、
大人になった今だからこそ、
「自分なりの学び直し」ができるはずです。
あの時、父にうまく伝えられなかった言葉を、
今は子どもたちに、そして大人たちに、そっと手渡したい。
そんな思いで、私は今日も「学び」に向き合っています。
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