【第9回】 その設定、ONのまま?

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:スマホ

― 知らないうちに電池を食い続ける“裏設定” ―


「何もしていないのに、
気づいたらバッテリーが減っている」

家電量販店の相談カウンターや、
スマホ相談の現場で本当によく聞く声です。

・アプリを使っていない。
・動画も見ていない。
・画面も触っていない。

それなのに、
電池だけが静かに減っていく。

実はその原因、
多くの場合は「故障」でも「バッテリーの寿命」でもありません。

設定が“ONのまま”になっているだけ
というケースが非常に多いのです。

① 何もしていなくても動き続ける「バックグラウンド通信」

スマホは、
画面を閉じていても裏側で動いています。

・ニュースの自動更新
・SNSの情報取得
・アプリの同期
・広告データの取得

これらが同時に行われていると、
電池は確実に消耗します。

特に注意したいのは、

「ほとんど使っていないアプリ」
「入れたまま忘れているアプリ」

こうしたアプリほど、
裏で勝手に通信していることがあります。

→使っていないアプリは、通信を制限する or 削除
これだけで体感が変わる方も多いです。

② 位置情報が「常にON」になっていませんか?

地図アプリや天気アプリ、
カメラ、SNSなど。

今のスマホは、
想像以上に多くのアプリが位置情報を使っています。

問題なのは、
設定が「常に許可」になっているケース。

これだと、

・移動していなくても
・アプリを開いていなくても

位置情報の取得が続きます。

おすすめは、

「アプリ使用中のみ許可」
「必要なアプリだけON」

に見直すこと。

→ 位置情報は便利ですが、
ONにしっぱなしにする理由はほとんどありません。

③ 同期・自動更新が多すぎる落とし穴

写真、連絡先、メール、クラウド。

同期はとても便利です。
ただし、

・常時同期
・複数サービス同時同期

になっていると、
これも電池消費の原因になります。

特に、

・写真・動画が多い方
・クラウドを複数使っている方

は要注意です。

→「本当に必要なものだけ同期する」
これだけで、バッテリーの持ちは安定します。

「便利」は、設定しないと“負担”になる

スマホはとても賢い道具です。
ですが同時に、

便利さの代償として、
電池と通信を使い続ける存在でもあります。

何も考えずに使っていると、

・電池が減る
・動作が重くなる
・発熱しやすくなる

という悪循環に入ってしまいます。

今日のまとめ|まずはここを見直してみてください

・使っていないアプリが通信していないか
・位置情報が「常にON」になっていないか
・同期・自動更新が多すぎないか

設定を変えるだけ。
買い替えも、修理も必要ありません。

それでも改善しない場合は、
初めて「バッテリー劣化」や「端末寿命」を疑えば十分です。

次回は、
スマホが熱くなる本当の原因」をテーマに、
電池・動作・寿命の関係をわかりやすく解説する予定です。

「なんとなく不調」を
「ちゃんと理解できる」に変えていきましょう。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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