AI時代の読解力
子どもたちのICTスキルは想像の3倍すごい
ICT支援員として学校現場に入っていると、
毎回のように驚かされることがあります。
それは――
「子どもたちのICTスキルは、大人が思っている以上に高い」
という事実です。
正直に言えば、
想像の3倍はすごい。
今日はそんな現場のリアルをお伝えします。
■「それ、もう知ってるよ」は日常茶飯事
授業前に先生から、
「今日はこの操作を一から説明してください」
とお願いされることがあります。
でも、いざ説明を始めると…
「それ、前にやったことある」
「ここ押せば早いですよ」
「この方法の方が楽です」
……と、
子どもたちから“逆に教えられる”場面が普通に起こります。
特にタブレット操作やアプリの使い方は、
直感的に覚える力が本当にすごい。
大人がマニュアルを読んで理解する間に、
子どもたちは触りながら体で覚えていきます。
■ICTスキルが高い=プログラミングが得意、ではない
ここで一つ、
大切な誤解を解いておきたいと思います。
子どもたちは確かに
・タブレット操作
・アプリの切り替え
・共有・保存
などは非常に得意です。
ただし、
「なぜそうなるのか」
「どういう仕組みで動いているのか」
という部分は、まだまだこれから。
だからこそ、
ICT教育で本当に大切なのは、
「操作を教えること」ではなく
「考えさせること」
なのだと、現場で強く感じています。
■子どもたちは“失敗を恐れない”
大人と子どもの一番の違い。
それは、失敗への向き合い方です。
大人:
「間違えたらどうしよう」
「壊したら困る」
子ども:
「とりあえず押してみよう」
「ダメなら戻せばいい」
この姿勢が、
ICTスキルの伸びを加速させています。
失敗を前提にチャレンジできる子は、
覚えるスピードも、応用力も段違いです。
■ICT支援員の役割は「教える人」から「伴走する人」へ
こうした現場を見ていると、
ICT支援員の役割も変わってきていると感じます。
・操作を一方的に教える
・手順通りに進めさせる
ではなく、
・子どもの発見を広げる
・つまずきを一緒に考える
・「なぜ?」を引き出す
そんな“伴走者”の存在が、
これからますます重要になります。
■先生方へ伝えたいこと
もし先生方が、
「子どもたちの方が詳しくて不安」
「ICTは苦手で…」
と感じていたら、
どうか安心してください。
子どもたちは“先生より詳しい”のではなく、
“慣れている”だけです。
先生の
・授業設計力
・声かけ
・学びの方向づけ
これは、ICTでは決して代替できません。
■まとめ
子どもたちのICTスキルは、
本当に想像以上です。
でもだからこそ、
正しく導く大人の存在が必要です。
「使える」だけでなく、
「考えて使える」力へ。
ICT支援員として、
これからも現場でその橋渡しをしていきたいと思います。
次回予告|第4回
「ICTが苦手な先生ほど、実は向いている理由」
「苦手だからこそできるICT教育」
現場で感じた意外な真実をお話しします。
■ すべてのコラムはこちら
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