【第4回】写真と動画が一瞬で見つかる!
はじめに|5年間、3キャリアの現場に携わってきて見えたこと

私はこれまで約5年間、
NTTドコモ・au・SoftBank
この3社のスマホ通信に関わる仕事に携わってきました。
家電量販店の現場で
・回線の説明
・契約内容の確認
・プラン見直しのご相談
を日々行う中で、強く感じていることがあります。
それは、
スマホ代が高い原因の多くは「使いすぎ」ではなく
「通話と通信の仕組みを知らないこと」だという点です。
スマホには「2つの回線」がある
スマホは1台ですが、使っている回線は2種類あります。
① 通話回線(音声通話)
・090・080・070から始まる通常の電話
・キャリアの音声回線を使用
・使わなくても、契約していれば料金が発生
② 通信回線(データ通信)
・インターネット、LINE、SNS、動画
・ギガ(GB)で管理
・Wi-Fi利用時はギガを消費しない
同じスマホでも、実は別々の道路を走っています。
現場で本当によく見る「もったいない状態」
5年間の現場経験の中で、非常に多いのが次のようなケースです。
・通話はほぼLINEなのに「かけ放題」を付けている
・月に数分しか電話しないのに通話オプションを外していない
・Wi-Fi中心の生活なのに大容量データプランのまま
この結果、
毎月1,000〜3,000円以上、気づかないうちに余計に支払っている
という方も珍しくありません。
具体例|ドコモの通話料金プラン(改定後)
ここで、現在のドコモの通話料金を
数字で確認してみましょう。
プラン選びの考え方
月の短い電話(5分以内)がほとんど
→ 5分かけ放題(880円)
長電話が多い
→ かけ放題(1,980円)
電話はほぼ使わない
→ 通話オプション無し
※従量課金(22円/30秒)で毎月1,000円超えるようなら
5分かけ放題(880円)も検討の余地あり
見落とされがちな
「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」
ドコモには、
最初から5分以内の国内通話が無料になっているプランがあります。
・はじめてスマホプラン
・U15はじめてスマホプラン
これらのプランでは、
短時間通話が中心の方であれば
追加の通話オプションが不要なケースも多くあります。
また、
国内通話を24時間かけ放題にしたい場合は、
かけ放題オプション(1,000円)を追加することも可能です。
実例|「佐々木の場合」はどうしているか
ちなみに私自身、現在の使い方はこうです。
・通話オプション:付けていません
・通話の大半:LINE電話(通信)
・通常の電話:ほぼ使わない
この使い方であれば、
毎月1,980円~880円の通話オプションは不要になります。
「専門家だから高いプランを使っている」
と思われがちですが、
実際は“使い方に合わせて削っている”だけです。
au・SoftBankでも考え方は同じ
au・SoftBankでも、
名称や条件の細かな違いはありますが、
・短時間無料
・かけ放題オプション
・従量課金
という考え方は共通しています。
3キャリアすべての現場に携わってきた立場から言えるのは、
キャリアよりも「プランを理解しているかどうか」が
支払額を大きく左右するということです。
プラン見直し前に、これだけは確認してほしい
ぜひ一度、次の3点を見てみてください。
・1か月にどれくらい通話しているか
・電話とLINE電話、どちらが多いか
・データ通信はWi-Fi中心か、外出先が多いか
これだけ分かれば、
今のプランが合っているかどうかは自然と見えてきます。
まとめ|スマホ代は「知る」だけで変えられる
スマホはとても便利な道具ですが、
仕組みを知らないまま使うと、
知らないうちに高い道を走り続けてしまいます。
まずは
・通話回線
・通信回線
この違いを知ること。
見直すのは、そのあとで十分です。
最後に、私が好きな言葉を紹介します。
漫画『ドラゴン桜』に登場する桜木弁護士の言葉です。
「知ることは幸福だ。 だが、知らないということは不幸であり、時にとても恐ろしい。」
スマホの料金プランも同じです。
知れば、自分に合った選択ができ、無駄な支出を減らすことができます。
しかし、知らなければ、気づかないまま高い料金を払い続けてしまいます。
だからこそ、まずは“知ること”。
それが、スマホ代を見直す第一歩です。
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https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/



