第3回:スマホの動作が遅い…を“一瞬で解消”する3つの方法
――主要キャリア・オンライン専用プラン・「ネット割引」を正しく理解するためのスマホ料金講座

スマートフォンは、今や生活に欠かせない存在です。
同時に、毎月必ず支払う「固定費」でもあります。
家電量販店の現場でお客様とお話ししていると、
こんな声を本当によく耳にします。
「スマホ代が高い気がするけど、何が原因かわからない」
「長年同じ会社を使っているから、そのままにしている」
「安くなる方法があるなら知りたい」
実はこうした方の多くが、
料金プランそのものではなく
“割引の仕組み”を正しく理解できていないことで、
知らないうちに損をしているケースが少なくありません。
今回は、
主要キャリア・オンライン専用プラン・ネット(オンライン)割引
この3つを整理しながら、
「自分に合った料金プランの考え方」をお伝えします。
スマホ料金は「プラン+割引」で決まる
まず大前提として知っておきたいのは、
スマホ料金は表示されているプラン金額だけでは決まらない
ということです。
多くの場合、次のような割引が関係します。
・家族割引
・光回線とのセット割
・ネット(オンライン)申し込みによる割引
・事務手数料無料などの特典
逆に言えば、
これらの割引を使っていないと、割高になりやすい
ということでもあります。
3大キャリアは「割引を組み合わせて安くする仕組み」
ドコモ・au・ソフトバンクといった3大キャリアの料金は、
一見すると高く感じるかもしれません。
しかし実際は、
・家族でまとめて使う
・自宅の光回線とセットにする
・ネット手続きを活用する
こうした条件を組み合わせることで、
料金が大きく下がる仕組みになっています。
また、
・店舗での対面サポート
・設定やトラブル時の相談
といった安心感も含まれているため、
「スマホ操作に不安がある方」には今も有力な選択肢です。
オンライン専用プランは「割引がない」のが正解
ここは特に誤解が多いポイントです。
ahamo・povo・LINEMOといった
オンライン専用プランには、
・家族割引
・光回線などのネット割引
これらは基本的にありません。
「割引がないなら損なのでは?」
と思われがちですが、実は逆です。
最初から“割引後の価格”で設計されている
オンライン専用プランは、
・店舗を持たない
・手続きをネットに限定
・サポートを最小限にする
ことで、
最初から月額料金を抑えた設計になっています。
つまり、
割引で安くする
ではなく
割引を前提にしなくても安い
という考え方です。
ahamoだけは知っておきたい注意点
ahamoは少し特殊です。
ahamo 自体に家族割はありません
ただし
ドコモの家族割グループの人数にはカウントされます
つまり、
・家族がドコモの通常プランを使っている
・ahamo回線が「人数」として影響する
というケースはあります。
※ ahamoを使っている本人の料金が安くなるわけではありません。
現場でよくある「もったいないケース」
実際によく見るのが、こんなケースです。
・自宅ではWi-Fiを使用
・外ではLINEとネット検索が中心
・動画視聴はたまに
この使い方でも、
割引を活かせていないことで
毎月8,000円前後支払っている方は少なくありません。
一方で、使い方を整理し、
オンライン専用プランを選ぶと
半額近くまで下がるケースもあります。
ポイントは、
「どの会社が一番安いか」ではなく、
自分がどんな使い方をしているかです。
プラン選びで意識したい4つの視点
料金プランを見直す際は、
次の4点を整理してみてください。
・月にどれくらいデータを使っているか
・店舗サポートは本当に必要か
・ネット手続きに抵抗はないか
・割引を前提にした方が合うか、しない方が合うか
これが分かれば、
「なんとなく高い」状態から抜け出せます。
まとめ:割引の有無より「自分に合っているか」
スマホ料金に、絶対の正解はありません。
割引を組み合わせて安心を取る
割引なしでもシンプルに安く使う
どちらも正解です。
大切なのは、
内容を理解したうえで納得して選ぶこと。
スマホは毎日使う道具だからこそ、
料金も「なんとなく」ではなく、
一度立ち止まって見直してみてはいかがでしょうか。
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