【第5回】 毎日やっているのに、なぜ話せない?

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:英会話

——5回目で気づいた“正直な壁”


英会話の勉強を始めてから、
毎日ヒアリングをしています。
本も開いています。
QRコードを読み込んで、音声を聞くのも習慣になりました。

それでも——
「話せるようになっている気がしない」
正直に言うと、そんな気持ちが強くなってきました。

「やっているのに、できない」

これが一番つらい

英会話を始めたばかりの頃は、
「とにかく続けよう」と思えていました。

ところが数週間たつと、
ふとこんな考えが頭をよぎります。

毎日やっているのに、口から英語が出てこない

聞き取れている“気”はするのに、話そうとすると止まる

これ、本当に意味があるのかな……

この感覚、
英会話に挑戦したことがある方なら
きっと一度は経験しているのではないでしょうか。

「聞ける」と「話せる」は、まったく別物だった

ここで、ひとつ気づいたことがあります。

英語は、聞ける=話せる、ではない。

頭の中で理解できていても、
それを口から出すのは、まったく別のトレーニング。

考えてみれば当たり前なのですが、
やってみて初めて、その壁の高さを実感しました。

これは「自分ができていない」のではなく、
誰もが通る“普通の壁”なのだと思います。

64歳からの挑戦だからこそ、感じること

若い頃のように、
一度聞いただけで覚えられるわけではありません。

それでも私は——
やめていません。
投げ出してもいません。

「できない自分」と向き合いながら、
それでも毎日、英語に触れています。

この時間そのものが、
いまの自分にとっては大きな意味を持っている気がします。

完璧を目指すのを、やめてみた

最近、少し考え方を変えました。

・きれいな英文じゃなくていい
・単語だけでもいい
・ジェスチャーがあってもいい
・通じたら、それで十分。

完璧を目指して止まるより、
不完全でも口に出すほうが、前に進める。

そう思えるようになってから、
英会話への気持ちが少し軽くなりました。

迷っているあなたへ


もし今、

成長を感じられない

本当に身についているのか不安

このまま続けていいのか迷っている

そんな気持ちを抱えているなら、
それは本気で取り組んでいる証拠です。

話せないから失敗ではありません。
迷っているからダメでもありません。

続けているあなたは、もう立派な挑戦者です。

次回もまた、
この「正直なチャレンジ」を続けていきます。

次回予告

英会話チャレンジ64|第6回
話せない日があっても、やめなかった理由

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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