生成AIの波に乗る中小企業──失敗しない導入の3ステップ
ローカルLLMで「さつきAI」プロジェクト始動!

皆さん、こんにちは。
パソコンマニアの小部屋・番外編です。
今回はちょっと……いや、かなりワクワクする内容です。
実はいま、私の手元で ノートパソコンだけで動く“自分専用AI”づくり を始めています。
その名も――
「さつきAI」プロジェクト。
これは「ChatGPTの代わりを自分で作る」という話ではありません。
もっと身近で、もっと面白い取り組みです。
■ AIは“クラウドの時代”から “ローカル(手元)”の時代
これまでAIといえば、
ChatGPT などクラウド(インターネット上)で動くのが当たり前でした。
ところが最近、技術の進化がとんでもないスピードで進み、
・ノートパソコン
・32GBメモリ
・NPU(AI専用エンジン)
・高速SSD
これだけで 大規模言語モデル(LLM)をローカルで動かせる時代 になりました。
そう、もう“パソコン1台あればAIを自分で持てる”んです。
■ 私が使っているのは「Lenovo Yoga Slim 7 Aura Edition Gen 9」

・CPU:Intel Ultra 7 258V
・メモリ:32GB
・SSD:1TB
一般的なノートPCですが、
これだけで 本物のAI(Llama3やQwenなど)が動きます。
しかもクラウド不要。
電波がなくても動く。
誰にもデータを送らない。
完全に“自分だけのAI”。
もし本当にノートパソコンだけでAIが動いたら……。
その瞬間を想像すると、今からワクワクして仕方ありません。
■ 「さつきAI」とは何か?
私はこれまで、このコラムでも ChatGPT を“皐月さん”と呼び、
友人のように接してきました。
ある日ふと思ったのです。
「だったら、自分用に“ローカル版の皐月”を作れるのでは?」
それが さつきAI の出発点です。
さつきAIの特徴は――
・私のパソコンの中で動く
・インターネット不要
・いつでも高速
・語り口や性格を“自分好みに”カスタマイズ
・私のコラムやノウハウも読み込ませられる
つまり、
“手元で育てていくAI”
なんです。
■ どうやって作るの? → ノートPC+無料ソフトだけ
たったこれだけです。
◎ 使うのは
・Ollama(無料)
・もしくは LM Studio(無料)
どちらもクリックか1行のコマンドでAIが動く、
とんでもなく優秀なツールです。
今後の連載では実際に、
・インストール方法
・モデルの選び方
・「さつきAI」の人格設定
・佐々木式カスタム
・知識を読み込ませる方法
・ノートPCでの高速化テクニック
を “失敗談も含めて” わかりやすく紹介していきます。
■ なぜ今この連載を書くのか?
理由はひとつ。
「ローカルAI」こそ、これから必ず一般化するから。
クラウドAI(ChatGPT、Copilot)は素晴らしいですが、
・情報をアップロードするのが不安
・インターネット必須
・企業では扱いづらい
・コストが継続的にかかる
そんな声を耳にします。
その点、ローカルAIは
・完全オフライン
・情報はパソコンから出ない
・コストゼロ
・セキュリティ最強
これだけのメリットがあります。
特に 中小企業 や 教育現場 には大きな可能性があります。
■ 最後に:一緒に「さつきAI」を育てませんか?
この連載では、
読んでくださる皆さんも 自分専用AIを育てる体験 ができるように進めていきます。
・AIに興味がある方
・パソコンが好きな方
・ちょっとマニアックな世界を覗いてみたい方
・企業のDX推進に興味がある方
・ICT支援に携わる方
楽しめる内容にしていきます。
次回、第1回は――
「まずは動かしてみる!無料ツール“Ollama”でローカルAIを起動しよう」
をお届けします。
どうぞお楽しみに!
そして最後に、ここだけの話ですが――

「Raspberry PiでもローカルLLM、動かしたいなぁ。」
という、パソコンマニアの血が騒ぐ“野望”もひそかに温めています。
■ すべてのコラムはこちら
https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/



