【第3回】そのType-C、本当に何ができる?

12月の家電量販店。
学生さん、社会人、買い替えのお客様……
一年で最もパソコン売り場が賑わう季節です。
そんな中、最近とても増えてきた質問があります。
「AIパソコンって、普通のパソコンと何が違うんですか?」
「Copilot+ PCって結局なにができるの?」
AIパソコンは“ただの流行り言葉”ではありません。
2025年以降のパソコン選びが根本から変わる、大きな転換点です。
今回は、12月の量販店でパソコン販売に携わっている私・佐々木が、
売り場のリアルを交えながら、わかりやすく解説します。
■ AIパソコンとは?
→ AI向けの頭脳「NPU」を搭載した新世代のパソコン。
従来のパソコンは
CPU・GPU
で処理してきました。
しかしAI時代は、
・写真補正
・ノイズ除去
・自動翻訳
・文字起こし
・AI生成(画像/文章)
こういった“AI処理”が当たり前になります。
このAI処理を高速・省電力で動かすための装置が
NPU(Neural Processing Unit)=AI専用エンジン。
■ AIパソコンは何がすごい?
① バッテリーが長持ち
NPUがAI処理を引き受けるため、
CPUやGPUを無駄に使わず省電力化。
② AIアプリが爆速で動く
・ChatGPT
・Canva
・写真アプリのAI処理
・音声認識
・翻訳
・資料作成支援
など、AIを使った作業がとにかく速い。
③ 写真・資料・動画の処理時間が短縮
AIアシストの精度も上がり、作業効率が大幅アップ。
■ Copilot+ PCとは?
Microsoftが定める AIパソコンの新基準 です。
条件は以下の4つ。
● ① 高速NPU(40TOPS以上)
AI処理の性能を決める最重要パーツ。
40TOPSを超えるとAI機能が“滑らかに動く”レベルになります。
※40TOPSとは、AI処理を1秒間に40兆回行える超高速の計算能力のことです。
● ② メモリ 16GB 以上
AI時代はメモリ8GBでは厳しい場面が増えています。
16GB以上が“標準”になりつつあります。
● ③ ストレージ 256GB以上
AI機能は意外と容量を使うため、
最低256GBを推奨。
● ④ Copilotキー搭載
キーボードに専用キーがあり、
ワンタッチでAIアシスタントを呼び出せます。
“AIが身近になる象徴”のような存在です。
私が最近購入したパソコンももちろんCopilot+ PCです。
■ 現場で感じるお客様の反応
12月の売り場では、こんな声をよくいただきます。
「AIって難しそうだけど、勝手にやってくれるなら便利ね」
「写真検索一瞬でできるのは魅力的」
「会議の文字起こしが楽になりそう」
「大学でAIが必須と聞いた」
AIパソコンは
学生・社会人・クリエイターに特に人気が高い と感じています。
■ AIパソコンが向いている人
・パソコンを長く使いたい(4〜6年を見据える)
・写真や動画編集をする
・オンライン会議が多い
・ChatGPTなどAIツールを頻繁に使う
一方で、
「ネット閲覧と動画視聴だけ」というライトユーザーは、
現時点では恩恵が少なめです。
ただし 長期使用を考えるならAI搭載は安心。
■ 2025年(2026年)のパソコン選びは“AI対応”が当たり前に
売り場に立っていて感じるのは、
AIパソコンは“未来の標準”。
今買うならAI対応機がベスト。”
ということ。
・モデルチェンジで性能が大幅に向上
・値段が安定し始めている
・非AIとの性能差が急拡大中
“AIが自然に使えるパソコンかどうか”
これが新しい選び方になります。
■ 最後にひとつだけ、お知らせです。
このコラムを読んで、
もし家電量販店で私を見かけたら…
「パソコンマスターズの佐々木さんですか?」
と、ぜひ気軽に声をかけてください。(笑)
とても嬉しいですし、
あなたにぴったりのパソコン選びを全力でサポートします!
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