普通の販売員になる方法 その7【販売は基本(型)が大事!】
―― 18本の連載から見えてきた“売れる人の共通点” ――

「普通の販売員になる方法」シリーズは、販売の現場で“お客様から選ばれる人”になるための気づきや実践法をまとめた連載です。
これまで18本を公開し、多くの反響をいただいてきました。
この総集編では、ここまでの18回を一度振り返ることで、読者の方がより深く販売の本質を理解できるように整理しています。
※連載はこれからも続きます。
■ これまでの連載一覧(1〜18回)
その1【ジャパネットのように売る!】
その2【買うか買わないかはお客様が決める。】
その3【流れるような販売】
その4【販売は商品の価値を伝えること!】
その5【お客様は◯◯です!】
その6【沈黙のクロージング!】
その7【販売は基本(型)が大事!】
その8【自分を売る!】
その9【ロープレには台本が必要です!】
その10【「売り方を教えてください。」 えっ?】
その11【いいね!が増えると 欲しいいね!になる。】
その12【販売にマウントは必要です!】
その13【トークではなく会話する!】
その14【店舗業務で 気をつけていること、 心がけていること!】
その15【販売の「武器」を作る!】
その16【大雑把なお客様には 詳しい説明はいらない!】
その17【高い商品からお勧めする! メンタルブロックを外す鉄則】
その18【ネガ潰しが重要! 不安を安心に変える切り返しトーク】
■ この18本で見えてきた “売れる販売員の本質”
① 売れる販売員は「価値」を伝えている
ジャパネットのように“未来の姿”をイメージさせること。
スペックではなく 「使うとどう変わるか」 を伝えることで、お客様の心が動く。
② 販売は押すのではなく、引き出すこと
買うかどうか決めるのはお客様。
だからこそ重要なのは“説明”より 「会話」。
・どこで使うのか
・何に困っているのか
・どうなりたいのか
相手の言葉からニーズを引き出す販売が成果につながる。
③ クロージングは「沈黙」が支える
押し込まれると人は離れる。
しかし“沈黙”には、お客様が自分で考える時間がある。
この静かな時間が、自然な購入判断を後押しする。
④ 基本の「型」を持つ人は強い
型があるから接客が安定し、
ロープレ台本があるから応用ができる。
・話す順番
・質問の流れ
・案内の導線
これらを整えるだけで販売の精度が大きく変わる。
⑤ 「自分を売る」という視点が売上を変える
人は“商品”より“人”で買うことが多い。
印象・態度・言葉選びなど、販売員自身の魅力が購買を後押しする。
さらに「いいね!」が増えると、
お客様の“欲しい!”が自然と強くなる。
⑥ 相手に合わせる販売が信頼を生む
細かい説明が必要な人、
簡単なポイントだけ知りたい人。
お客様に合わせて説明の量や方向性を変えるのは、販売の基本的かつ高度なスキル。
⑦ 高額商品の提案は「メンタル」がカギ
販売員の中にある“価格の壁”を外すこと。
高い商品ほど、実はお客様の満足につながるケースは多い。
⑧ 購入を決めるのは「不安の解消」
最終回(18回)で扱ったテーマ。
お客様が抱える小さな不安を潰せるかどうかで、購買率は大きく変わる。
・故障したら?
・使いこなせる?
・サポートは?
この不透明な部分を“安心”に変えるのが販売員の役割。
■ まとめ:この連載は“まだ前半”です
ここまでの18本は、販売の基礎から実戦テクニックまでを整理した 「前半のまとめ」 にすぎません。
販売の世界は奥が深く、
次回以降はさらに一歩進んだテーマ――
・お客様のタイプ別アプローチ
・売れる人の習慣
・売り場づくり
・メンタルマネジメント
・店舗スタッフ育成
・SNS×販売の活用法
など、“応用編”もどんどん展開していく予定です。
■ 最後に
普通の販売員とは、派手な人でも、テクニックをひけらかす人でもありません。
「普通のことを丁寧に続けられる人」こそが、お客様に選ばれ続ける。
これからも本連載を通して、
日々の仕事に役立つ“気づきと実践”をお届けしていきます。
■ すべてのコラムはこちら
https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/



