第2回：iPhone・Androidの容量不足を簡単に解消する方法

第2回：iPhone・Androidの容量不足を簡単に解消する方法

こんにちは。スマホ活用アドバイザーの佐々木です。
今回のスマホ連載コラムは、多くの人が悩んでいる「スマホの容量不足」をテーマにお届けします。

写真が撮れない、アプリが更新できない、バックアップもできない…。
容量不足はスマホの動作まで重くする“身近なトラブル”です。

でも実は、
正しいポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に容量をスッキリさせられます。

1. 写真・動画はクラウドを上手に使って本体容量を節約する

スマホの容量を圧迫している原因の約8割は「写真と動画」です。
まずはここを効率よく整理しましょう。

■クラウドによって動作が“まったく違う”点が重要
※　iCloud写真（iPhone）

スマホとクラウドが同期される仕組み
→ iPhoneで削除すると、iCloudからも削除されます。

ポイント：iCloud写真＝同期型クラウド

※　Googleフォト / Amazon Photos

バックアップ型のクラウド
→ スマホのギャラリーから削除しても、クラウドに残ります（バックアップ完了後）。

ポイント：バックアップ型＝スマホとクラウドは別管理

■おすすめの設定
【iPhone】

「設定 → 写真 → iCloud写真 → オン」

下部にある
“iPhoneのストレージを最適化” をオン
→ 本体の写真を小さいデータに置き換えて容量節約。

【Android】

Googleフォト → プロフィールアイコン →
“バックアップ” をオン

2. アプリ内の「不要データ（キャッシュ）」を削除する

アプリそのものよりも、
アプリ内部に溜まったキャッシュが容量を圧迫していることがよくあります。

【iPhone】

設定 → 一般 → iPhoneストレージ

容量の大きいアプリをタップ

「Appを取り除く」でアプリ容量だけ軽量化

※「Appを取り除く」は、アプリを一時的に消して内部のキャッシュ（不要データ）だけを掃除する機能です。データは残るので、再インストールすれば元の状態のまま使えます。」

【Android】

設定 → ストレージ → アプリ

容量の大きいアプリ → 「キャッシュを削除」

キャッシュ削除はアプリ動作の改善にも効果があります。

3. 使っていないアプリを整理する（30日基準がおすすめ）

アプリの整理には基準を作ると捗ります。

■削除の目安

30日間使っていないアプリ → 削除候補

ゲームアプリや動画編集アプリは特に容量が大きめ

iPhoneは「取り除く」機能を使うと、データだけ残してアプリを軽くできます。

4. LINEのデータを一度整理すると一気に軽くなる

LINEの容量が大きすぎると、
バックアップ不可や動作の重さにつながります。

■手順（iPhone・Android共通）

LINE → ホーム → 設定

「トークのバックアップ」を実行

「データ削除」を行う
　※トーク内容は消えません。
※写真・動画・スタンプなどの重いデータのみ削除

5. 本体のアップデートで容量が整理されることもある

OSアップデートでは不要な一時データが整理されることがあり、
ストレージが増えることもあります。

iPhone：設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート

Android：設定 → システム → システムアップデート

動作も軽くなるので一石二鳥です。

まとめ｜容量不足は“仕組みを理解すれば”すぐ解決できる

容量不足のほとんどは、
写真・動画・アプリの不要データに原因があります。

今日からできる5つの解決策はこちらです。

・クラウドの種類を理解し、写真・動画を整理
・アプリのキャッシュを削除
・使っていないアプリを30日基準で整理
・LINEの重いデータを削除
・OSアップデートで不要データを一掃

特に「iCloud＝同期型」「Googleフォト＝バックアップ型」を知っておくと、
スマホ管理が一気に楽になります。

※ 各設定の変更・削除は通常問題ありませんが、利用環境によって予期せぬ影響が出る場合があります。実行される際は十分ご確認のうえ、自己責任でお願いいたします。

次回は、
「スマホの動作が遅い…を一瞬で解消する方法」
をお届けしますのでお楽しみに！

■ すべてのコラムはこちら
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