第3回:OSを入れてみよう!セットアップの第一歩
── まだ使っていない学校が多い今こそ、始める価値がある──

こんにちは。CNCC工作部・部長の佐々木です。
今日から毎週土曜日に“ものづくりの楽しさ”を紹介する新連載
「CNCC工作部|週末ものづくりコラム」をスタートします。
今回のテーマは、未来の学びを変える小さなコンピュータ
「Micro:bit(マイクロビット)」です。
■ Micro:bitは教育に最適なのに…まだ“見たことがない”子どもが多い現実
Micro:bitは世界ではすでに大きな広がりを見せていますが、
日本ではまだ“導入している学校は一部”。
私がICT支援員として福岡・久留米の学校を支援してきた中でも、
実際にMicro:bitに触れる授業は、まだ限られています。
そのため、ほとんどの子どもにとって
「名前は聞いたことあるけど、触ったことはない」
「教室で見たことがない」
というのが現状です。
でも、だからこそ――
今Micro:bitを使い始めることには大きな価値があります。
■ Micro:bitってどんなもの?

名刺サイズの小さな基板の中に、学びの楽しさがギュッと詰まっています。
・LED(25個)
・ボタン(A・B)
・加速度センサー
・方位センサー
・温度センサー
・無線通信機能
・Bluetooth
これらが“標準で全部入り”という贅沢仕様。
パソコンにつなぎ、ブロックを並べるだけでプログラミングできるため、
初心者でも5分で「光る」「動く」体験ができるのが特徴です。
■ なぜMicro:bitが子どもたちに向いているのか?
実際に学校で導入されている場面を見てきて分かったのは、
「結果が目に見えると、子どもは一気に夢中になる」ということ。
LEDが光る
→ ボタンで操作できる
→ センサーで動きが変わる
→ 2台で通信できる
「できた!」の積み重ねが、子どもの自信につながり、
そこから作品作りのアイデアが一気に広がっていきます。
一方で、まだ触れる機会が少ないため、
大人も子どもも“最初の一歩”をサポートしてくれる場所が必要です。
■ CNCC工作部がMicro:bitに力を入れる理由
CNCC工作部では、
「家でも学校でもできる、やさしい電子工作」を広めたいと考えています。
Micro:bitはその理想にぴったり。
・費用が安い
・配線がほぼ不要
・机一つでできる
・1時間で完成する作品が作れる
・楽しさが分かりやすい
学校だけでなく、
「親子でおうち工作」としても最高のツールです。
■ 初回は“LEDで光らせる”シンプルな作品から
まずは簡単に楽しめるステップから始めましょう。
▼ 今日のミッション

・Aボタンを押すと、ハートが光るプログラムを作る。
・MakeCodeを開く
・“Aボタンが押されたとき”ブロックを置く
・“LEDを表示”でハートを選ぶ
・Micro:bitに転送
・Aボタン → ハートが光る!
「え、こんなに簡単なの!?」
ほとんどの人が驚きます。
■ 今後のCNCC工作部の予定
Micro:bitを使って、こうした作品を毎週紹介します:
・光るアニメーション
・振ると光る“おみくじ”ガジェット
・簡単ルーレット
・温度計をつくる
・2台でじゃんけんゲーム
・段ボール×Micro:bitの親子工作
・ロボットカーに挑戦!
初心者でも、子どもでも、大人でも楽しめる“やさしい電子工作”をテーマに連載していきます。
■ 最後に|電子工作の“最初の一歩”を一緒に
Micro:bitは、
まだ学校現場の多くで十分に活用されていないからこそ、
今触れるだけで大きな差になります。
「むずかしそう…」
そんな心配はいりません。
CNCC工作部が、
分かりやすく、楽しく、丁寧に
あなたの週末の“ものづくり時間”をサポートします。
次回もどうぞお楽しみに!
■ すべてのコラムはこちら
https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/



