第2回:Core Ultra・Ryzen AI・Snapdragon X Elite の違いをわかりやすく解説

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:パソコン


※ 私が実際に選んだPCも紹介します

AI時代のPC選びは、これまでの“Core i5かRyzen 5か”といった基準から大きく変わりました。

2025年のPC市場は、完全に 「AI専用プロセッサ(NPU)」が前提の世界 に突入しています。

その中心にいるのが以下の3つのCPUです。

AI時代の三大CPU


・Intel:Core Ultra(AI対応・安定性)

・AMD:Ryzen AI(コスパ・編集性能)

・Qualcomm:Snapdragon X Elite / X Plus(超省電力・未来型AI PC)

これを理解しておけば、
2025年のPC選びはもう迷うことがありません。

① Core Ultra(Intel)|安定性とAIのバランスが最強

最新の Core Ultra シリーズ は、
AI専用プロセッサ「NPU」を搭載した“AI時代の中心CPU”。

■特徴

・Copilot との相性が最強
・Office・オンライン会議の安定性が抜群
・動画編集やローカルAIにも対応
・Windowsとの最適化が非常に進んでいる

■特に優秀なポイント

・ノイズ除去や背景ぼかしなど、AI処理が軽い
・発熱と電力が抑えられ、長時間安定
・Intel特有の安定性・信頼性が高い

※ 実は私も Core Ultra を選びました

先日、以下のPCを購入しました。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen9(Core Ultra 7 258V / 32GB / 1TB)

動画編集やローカルLLM(ローカルAIモデル)を使いたかったため、

・AI処理の安定性
・メモリ32GB搭載の余裕
・1TB SSDの高速性

が揃った Core Ultra モデルを選びました。

最後まで Snapdragon X Elite 搭載PC(Microsoft Surface)と本気で悩みました。

Snapdragonは

・バッテリーが驚くほど長持ち
・発熱が少ない
・AI性能が最高クラス

という“未来型のPC”なのですが、

■最終的に Core Ultra を選んだ理由

・動画編集の安定性
・ローカルLLM利用の互換性
・Windowsアプリとの相性
・安定したマルチタスク性能
・Lenovo Yoga Slim 7i の品質が非常に良かった

という実用性を重視した結果です。

「AIも編集も、仕事も全部やりたい」
という方には、Core Ultra は非常にバランスの良い選択肢になります。

② Ryzen AI(AMD)|AIも編集もこなすコスパの王者

Ryzen AIは、

・マルチタスク
・編集作業
・価格と性能のバランス

に優れたCPUです。

■特徴

・AI対応NPU搭載(XDNAアーキテクチャ)
・動画編集に強いマルチコア性能
・同価格でIntelより性能が上の場合も多い

■向いている人

・動画・画像編集を中心に使う人
・コスパ重視で高性能を求める人
・マルチタスクを多用するクリエイター

③ Snapdragon X Elite / X Plus(Qualcomm)|省電力とAI性能で未来型PC

AI時代の“本命候補”とも言われるのが Snapdragon PC。

■特徴

・ARMベースの超省電力設計
・バッテリーが圧倒的に長持ち
・発熱が非常に少ない

AI処理性能(NPU性能)が3社の中で最強クラス

■強いポイント

・Office・Web・軽い編集は最高レベルに速い
・持ち運びが多い人には完璧
・Copilot+ PC の主力CPU

■注意点

古いアプリや一部ソフトが完全対応していない場合がある
(2025年現在、大幅に改善してきているが要確認)

■ 向いている人

・軽くて静かなPCが欲しい
・外出先で長時間作業する
・AI機能を中心に使いたい

最新の Copilot+ PC を使いたい

④ 三大CPUをまとめて比較


⑤ 結局どれを選べばいい?(用途別)

■仕事中心(Office・会議)

Core Ultra

■動画編集・写真編集

Ryzen AI

■外出多い・軽さが最優先

Snapdragon X Elite

■AIも編集も両方やりたい

Core Ultra(※私もこの理由で購入)

■コスパ重視

Ryzen AI

まとめ:私は「AIと編集のバランス」を最重視して Core Ultra を選んだ

最後まで Snapdragon と悩んだものの、

・安定性
・編集性能
・ローカルAIとの互換性
・Lenovoの品質
・メモリ32GB / SSD1TB の構成

これらの理由から Yoga Slim 7i(Core Ultra) を選びました。

読者の皆さんも、用途や環境によって
ベストなAI対応CPUは変わります。

ただし結論はひとつ。

2025年のPC選びは「AI対応CPU(NPU搭載)」が絶対条件。

Core Ultra・Ryzen AI・Snapdragon から選べば間違いなし。


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佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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