第2回:Core Ultra・Ryzen AI・Snapdragon X Elite の違いをわかりやすく解説
第1回 2025年版|パソコン選びで絶対に外せない3つのポイント
パソコンは年々進化し、2025年は “AI PC” 元年 と言われるほど、大きな転換期を迎えています。
さらに CPU、メモリ、USB Type-C などの規格も一気に進化しており、
「何を基準に選べばいいのか分からない…」という声をたくさん聞きます。
そこで今回の第1回は、
2025年にパソコンを選ぶなら絶対に押さえるべき3つのポイント
を、販売経験とICT支援員としての視点から、初心者にも分かりやすく解説します。
これだけ理解しておけば、パソコン選びで迷うことはありません。
AI時代のCPU(Ryzen AI / Core Ultra)の違いを押さえる
パソコンの“頭脳”である CPU(シーピーユー)。
2025年のPC選びでは、この AI対応CPU を理解しておくことが非常に重要です。
今、選ぶべきCPUは大きく2つ。
1. AMD Ryzen AI(ライゼン AI)
Ryzenシリーズの中でも AI専用NPU「Ryzen AIエンジン」 を搭載した最新世代(Ryzen 8000番台など)。
AI処理に特化しており、以下のような作業が“劇的に速く”なります。
AI文章生成
音声のリアルタイム文字起こし
AI画像生成
カメラの自動補正
背景ぼかしやノイズ除去
ローカルLLMの高速動作
Ryzen AIは AI処理性能が非常に高く、電力効率にも優れている のが特長。
AIを本気で使いたい人、
生成AIや動画編集、クリエイティブ作業をパワフルにこなしたい人は
Ryzen AI 搭載PCが最適です。
2. Intel Core Ultra(コアウルトラ)
Core Ultraも NPU を搭載した新世代CPU。
AI処理が高速で、カメラ補正や文字起こしはスムーズに動きます。
一般的なAI活用をしたい人には十分で、
オフィス作業・動画視聴・Web会議などでも快適に使えます。
「Intelの安定感が欲しい」「普段遣い+AIも少し使いたい」
そんな人に向いています。
【結論】2025年にCPUで迷ったらこう選ぶ!
Ryzen AI(最新・AI性能最強・電力効率◎)
→ AI活用を中心に考える人、長く使いたい人に最適。
Core Ultra(バランスの良い最新CPU・安定運用)
→ 普段の作業が中心で、AIも使いたい人向け。
どちらも“間違いない選択肢”。
2025年は AI対応CPUの「Ryzen AI」 or 「Core Ultra」を選べば後悔しません。
ポイント② メモリとストレージは “16GB・512GB” が基準
2025年のパソコンは、
メモリ 8GB は実質「ギリギリ」 になっています。
Zoom、Teams、標準ブラウザ、Office、YouTubeを同時に使うと
8GBでは動きが重くなるケースが多いです。
メモリ(RAM)
最低:16GB
快適:32GB(動画編集やAI利用が多い人)
ストレージ(SSD)
最低:512GB
快適:1TB
最近は
・写真や動画データ
・Windowsアップデート
・AIモデルの処理ファイル
が増え、256GBではすぐに足りなくなります。
16GB / 512GB が“2025年の新しい標準”
ポイント③ USB Type-Cは必ず“映像出力&充電対応を選ぶ”
ここ数年でパソコンの世界は
「USB Type-Cで全部つながる」時代 に入りました。
しかし、Type-Cなら何でもOK…ではありません。
押さえるべきはこの2つ
USB4 / Thunderbolt 4対応(高速データ・映像)
PD充電対応(ACアダプタなしで充電可能)
この2つに対応しているパソコンを選ぶと
・外部モニター1本ケーブルで接続
・充電も同時にできる
・周辺機器の相性トラブルが減る
というメリットがあります。
USB Type-Cは「充電 × 映像 × 通信」の3役ができるものを必ず選ぶ。
【まとめ】これだけ押さえればパソコン選びは迷わない
・CPU:Core Ultra か Ryzen AI
・メモリ:16GB以上
・SSD:512GB以上
・Type-C:映像出力&PD対応
この3つさえ理解しておけば、
ほとんどのパソコン選びで失敗しません。
次回予告
第2回:Core Ultra と Ryzen AI の違いをわかりやすく解説
|どっちを選ぶべき?
CPUはパソコンの“心臓”とも言える部分。
次回はこの2大CPUを初心者でも理解できるように徹底的に噛み砕いて解説します。
── 佐々木 康仁(CNCコンサルティング)
パソコン活用アドバイザー / ICT教育支援コンサルタント
30年以上にわたりパソコンを使い続け、これまで30台以上のPCを実際に購入・活用してきた経験をもとに、初心者から上級者まで幅広いユーザーにわかりやすい解説を行っています。
社会人初期にはパソコンショップでの接客・販売を経験し、現在も家電量販店でPCイベント・商品説明・販売サポートに携わり、常に最新トレンドに触れながら現場目線の情報を発信しています。
さらに、ICT支援員として小中学校で活動し、先生方や児童生徒に向けて
・パソコンやアプリの使い方指導
・授業内でのICT活用支援
を行い、教育の現場にも深く関わっています。
「難しいことをやさしく、やさしいことを深く」──
長年の実体験と教育現場での支援経験を活かし、みなさんが“パソコンを使う”から“使いこなす”へ進めるようサポートしていきます。
■ すべてのコラムはこちら
https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/




