第2回:なぜ売上が良い時こそ分析すべきなのか
— 「仕掛ける集客」でリピーターをつくる —

「良い商品を置いていればお客様は自然と集まる」
――昔は、そんな時代もありました。
しかし今は、どんなに良い商品でも、
どんなに丁寧なサービスをしても、
“待っているだけ”ではお客様は来ません。
モスバーガーの店長時代、私はこの現実に何度もぶつかりました。
「今月は天気もいいし、きっと忙しくなるだろう」
そんな期待を裏切るように、
お店の前をお客様が素通りしていく光景を見て気づいたのです。
「お客様は、私たちの店の存在すら知らないかもしれない。」
■「認知されていない店」は存在していないのと同じ
どんなに良い店でも、認知されていなければ“存在していない”のと同じです。
「うちは常連さんが多いから大丈夫」
そう思って安心している店ほど、危険です。
常連客は突然来なくなることがあります。
だからこそ、店長が意識すべきは「常に新しいお客様に出会う仕組み」です。
そのためには、“待ちの経営”から“攻めのマーケティング”へ転換する必要があります。
■集客の3原則:「知ってもらう」「来てもらう」「続けてもらう」
マーケティングの基本はシンプルです。
まず“知ってもらう”
次に“来てもらう”
最後に“続けてもらう”
この3つが回り始めたとき、お店の成長は一気に加速します。
「知ってもらう」ためには、POPやSNSだけでなく、
地域のイベントや近隣企業への声かけなど、リアルな接点づくりが有効です。
「来てもらう」ためには、来店の動機をつくるキャンペーンや限定企画。
そして「続けてもらう」ためには、店長やスタッフとの“人のつながり”が欠かせません。
■「仕掛ける」ことでチャンスは広がる
私が実際に行っていた方法のひとつが、
“手書きのメッセージカード”でした。
新しいお客様に渡す際、
「本日はご来店ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています。」
この一枚を添えるだけで、次回来店率がぐんと上がりました。
販促とは「押しつけ」ではなく「気づかせる」こと。
お客様の心にそっと“仕掛ける”ことで、自然とお店を思い出してもらえるのです。
■今日からできる実践ポイント
「知ってもらう」活動を1つ増やす。
地域・SNS・口コミなど、接点を新たに作る。
「来てもらう」仕掛けを考える。
季節限定や小さな特典で行動のきっかけをつくる。
「続けてもらう」理由を育てる。
お客様との関係を“数字”ではなく“顔”で覚える。
次回の第7回は、
「SNSよりも“リアルマーケティング”を重視せよ」。
デジタルの時代だからこそ、
“リアルな接点”が信頼を生む理由を、実際の現場エピソードと共にお伝えします。
著書紹介
このコラムの内容は、著書
『新米店長の道しるべ:16年の失敗と成功から学ぶ 』
(著:佐々木 康仁/出版社:CNCコンサルティング出版)
をもとにしています。
20年にわたり飲食・小売・サービス業の現場で店長として学んだ「リアルな経験」と、
そこから生まれた実践的なマネジメントとマーケティングの知恵を一冊にまとめました。
・店長として悩む方
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